夫の勤続20年のお祝いに
8年前披露宴をした
レストランへランチに行きました。
毎年記念日には訪れていましたが
昨年と今年は自粛期間中だったり
息子を預けられなかったりで延期延期…
久しぶりに来られて嬉しかったです。
旬の野菜や魚介をふんだんに使った
美味しいお料理もさることながら
スタッフの方の丁寧な説明や
細やかな心遣いにプロ意識を感じます。
『何を』食べるかももちろん大事だけど
『どこで』『誰と』食べるかも大事。
こだわるけどとらわれない。
食材のみでなく
雰囲気、風景、会話、感情。
幸せで健康な食事には
すべてのバランスが大事だと
私は考えています。
五感すべてで楽しむことができた
素敵な時間でした
*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･*
そして食後に
挙式をした神社に歩いて行くと
満開の桜🌸🌸🌸
式は新緑の季節でしたが
思いがけず夫婦2人でお花見ができて
幸せを感じると同時に
あることを思い出しました。
昔から桜が大好きな私ですが
桜を見ると辛い時期がありました。
桜の季節に思い出すのは長男妊娠中の花見。
次男が生まれてはじめての春に投稿した
ブログにはこんなことを書いていました。
*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･'
この日（2018.4.3）は
夫とお腹にいるたいせいと
3人でお花見をした日です。
長かったつわりが明けて動けるようになり
羊水過多で動けなくなる前の
唯一体調のよかった時期。
桜を見ながら
来年は3人で見られるんだと
信じて疑わなかった。
ベビーカーを引く家族を見て
来年の自分たちの姿に重ねていました。
が、翌年、それは叶いませんでした。
まさか
そんなことが
私の身に起こるなんて
思ってもみなかった。
でも。
それから、お腹には新たな命が宿り
そしてその翌年には次男を抱いて
桜を見ている。
あの頃に思い描いていたものとは違うけど
しあわせであることは間違いなくて
季節は同じように巡ってくるけど
決して同じものではないんだな
と気づきました。
あの2年前の桜を思うと悲しくなりますが
我が子と一緒に桜を見るという
なんでもない風景が本当に尊いものだと
教えてくれた。
たいせいがいたからこそ
桜がこんなにも美しくて儚いことに気づくことができ
だからこそ一瞬一瞬を大切にしようと思えるのです。
今週末はお花見に行けなかったから
お昼から次男と一緒に桜を見にいこう。
きっとたいちゃんも
お空の上から一緒に桜を眺めてるよね。
*:.｡..｡.:*･ .｡.:*･゜ﾟ･*
桜の時期になると必ず思い出す
あの時の風景。
でも、今は哀しいだけではなくて
感謝や愛を感じるから
前よりも桜が愛おしくなりました。
思い出は上書きできる。
経験を重ねるにつれて、
価値観や感じ方も変化していくんですね。
他にも、あの哀しくて苦しかった時に
ふと戻ってしまう場所や物がいくつかあり
そこからずっと目を逸らしていましたが
もしかしたら、今それを見ても
違う思いを抱くのかもしれない。
変わることは
思い出を忘れることでも
あの子への想いがなくなることでもない。
その思い出が辛く苦しいだけのものではなく
感謝としあわせを感じさせてくれる
素晴らしいものになる。
そう氣づかせてくれた
長男と次男に、そして夫に感謝の氣持ちを
伝えようと思います。
グリーフ専門士の講座の中で
印象に残っているお話があります。
『金継ぎ』という言葉をご存知ですか？
『金継ぎ』とは、割れや欠け、ヒビなどが
入ってしまった陶磁器を修復する手法で
破損した部分を漆によって接着し
金などで装飾して仕上げるものです。
欠けてしまった陶器が私たちの心、
そして、割れやヒビが心に負った
深い傷や哀しみだとすると
それをただの傷で終わらせるのではなく
美しい模様として蘇らせることができる
そんな素晴らしい力を
私たちは持っているのだと。
これを聞いて、
長男のことを
そして、長男を産んだ私自身も
誇らしく思えるようになりました。
傷は傷のままでなく
いつかあなたをより強く
より美しく
輝かせる力になる。
#桜🌸
#天使ママ #グリーフケア
#ペリネイタルロスケア
#グリーフ専門士
#大切な人を亡くしたあなたに
#金継ぎ
#一瞬一瞬を大切に
#いまこの瞬間を生きる