ロウソクの火

昨日、友達に会いに行った。







穏やかに眠ってる顔。

３２歳、二人の幼い子をこの世に残して
病と闘い天国に旅立った.....


人生半分も生きてない彼女に
心の中で問いかけた


『幸せだった？』

その横で彼女のお母さんは
悔しい思いを胸にため込んで..

『この子が選んだ道だから...』

行き場のない想いを自分に言い聞かせるように....




一番大切な我が子の写真を胸に飾り...眠るあなた..


まだ幼いけど、あなたが強く闘って来た事...
我が子を守る姿...優しさと温もり..

強く生きたあなたを、尊敬し..懐かしく思い..

いつしか....感謝する日がくると思う。




胸の奥にしまい込んだもの




『愛してるよ...』

意識もうろうと眠る、あなたの寝言


やっと伝わったね。

ちゃんと、伝わってるよ....


『先に行ってもらうだけだから...いつか、俺も行くし...』


大切に想う彼の心に、これからも、あなたは消えない..




あなたを送る言葉はサヨナラじゃないね





『いってらっしゃい。』