だからといって、

「あなたは病気なのだから」という、

言われ方をされるのは、

誰しも嫌なことだと思います。

 

私も相変わらず「うつ病」治療中ですし、

他人から「病気だからできないんでしょう?」と、

言われるとさすがに良い思いはしないですが・・・

 

少なくとも、私の病気のことを解っている、

(理解しようとしてくれている)

親や上司や同僚には、

「言われても仕方がない」と、

思うようにしています。

 

理解しようとしてしている

=私がやりやすいように、周りも頑張っている

・・・ことなので、私もその理解ある人達には、

期待に応えたいと、頑張ろうと思うのです。

 

この手の病気で一番難しいのが、

「自分のこと(状態)が理解できていない」患者さんで、

自分をコントロールできずに、

自分の考えの赴くままに行動してしまう方です。

 

私の主治医は何回か変わりましたが、

最近の主治医が一様に言うのには、

私は「自分のことを客観的に考えることが出来る」ので、

主治医にとって「危険性が非常に少ない患者さん」、

ということになります。

 

落ち込みが酷かった初期の頃は、

どうしたら良くなるのか解らず、

ただただ、闇の中をさまよっていた感が有ります。

(さすがにその頃の治療は、

今とは比べ物ににならない位、厳しめでしたけれど)

 

自分のことが解りたくて、

自分は本当はどういう病気なのか?

知的障がいは無いのか?

どうしたら障がい者でも生活

(収入を得ることが)できるのか?

 

治療の過程で、沢山考える時間をもらって、

考えて出した結論が、今の生活にあります。

 

こんなに精神疾患に寛容な世の中になっても、

まだ、理解が進んでないなぁって思うことがあります。

 

罹患者である私自身も、

他の精神疾患者に理解がある訳ではなく、

特に統合失調症の方は少し苦手かもしれません。

 

それこそ、タイトルの「病気なのだから・・・」と、

言って理解できるのならよいのですが、

「自分は病気じゃないし、正しいことを言うている」と、

言い張る人に、何と声をかけてあげたらよいのか・・・

 

「病気なのだから」と言って許されるのは、

信頼関係があってこその言葉なのかなぁ・・・と、

自分自身、少し反省しています。

 

病気だと思っていないのに、

「あなたは病気なのだ」と言われたら、

やっぱ、ショックですよね・・・。

(私は自分で「病気だ」と思って受診したけれど、

診断だされた時はやっぱりショックでした)

 

どうしたら、優しくなれるのか・・・

 

本当、難しい。。。