私は雑誌を買ってないし、
報道されたものしか、
見聞きしていない。


今朝、いい具合にネットで、
「『美味しんぼ』福島の真実編に寄せられた
ご批判とご意見」という、
多分、雑誌に掲載されたものと同じものを、
見つけることができたので、
さっそく印刷して、ちょっとだけ、
読んでみました。
(いろいろあって、まだ全部読めていませんが)


まぁ・・・

冷静によく考えてみれば、
被ばくによって「鼻血が出る」というのは、
放射線被ばくでも、
最も酷いレベルのものであること。
(普通に考えたら、死に近いレベルのようです)

それをよく熟慮することなく、
「被ばくしたから鼻血が出る」と言い放つ、
元町長さん。
(さっさと耳鼻科に行けよ)

きちんとした統計を取ることもなく、
「1,000人中800人が体調崩した」
とかいう、岐阜のお医者さん。
(関西のどこに住んでる人を調べたのか?)

根拠のない症例ばかりで、
これが、きちんと取材した人の、
描いたものなんだろうか・・・


問題提起をすることは構わないけど、
そこに住んでる人からすれば、
この漫画の描写は辛いんじゃないかな。

(瓦礫の件も含めると、私の家も該当地になるし)


風評被害受けた人たちから、
何らかの訴訟があってもおかしくないよね。


実際に鼻血が出た、としても、
原因が何かは、はっきり言って、
現段階では言えないと思う。

・・・というか、逆に、何を根拠にして、
こういう描写になる?

ましてや、医師でもない作者が、
何故、取材メモだけで、
そうだと言い切れるのか?


風評被害と健康管理は別物、と、
するべきだったのではないかな。

(どうも、福島に住んではいけないってことまで、
漫画の中では言ってるらしいし。)


被災地に戻りたい人もいるんだから、
そういう人たちの気持ち逆なでするような、
今回ような描写は、
控えるべきだったんじゃないかなぁ。


どんなに危険な地域であっても、
戻りたい人もいるんだということ、
そこは取材しなかったのかね???


ただの美食漫画で、
福島の食材、安全だから、おいしく食べようって、
そういう描写にしておけば、
こんな騒動にならなかったのにね。


問題提起と風評被害を、
取り違えている感じもする。