5月に、「ある検査があるから書類を整理しておけ」という文書が本社から来て、
私は、上司に真っ先に相談したのだけど・・・
上司は「こんなのどうでもいい」と書類を突き返してきた。


私は、他の仕事で忙しかったのもあり、
その書類はちょっと置いといて、
暫く、その検査のことは忘れていた。

後になって、このことが大問題を引き起こすことに・・・


毎日、毎晩、孤軍奮闘しているうちに、
だんだん、自分でも何やってるのかわからなくなってきてた。


自分のやってる仕事が、正しいのか間違ってるのか・・・
書類をきちんと見てくれる人もいないし、
手伝ってくれる人もいない。

とにかく、書類を作って出して、間違いを指摘されて、
怒鳴られて、頭下げながら書類、持ち回りして・・・

毎日がそんな感じだった。


家に帰ったら、ビール飲んで、深夜のテレビをぼーっと見て、
いつの間にか寝ている・・・

気がつくと夜が明けていて、シャワー浴びて仕事に行く・・・
だんだん、おしゃれにも無頓着になってた気がする。


そんな日々が数週間続いた後、
「検査があるよ」っていう書類がまたきて、
ようやく上司が「これ、やばいべ?」って言い始めた。


その時には、もう、締め切りが間近に迫っていて、
職場あげての大騒動になった。

書類をほっといた私が悪いと言えば悪いのだが、
少なくとも上司に一度、相談していたはずなのだけど・・・
と、愚痴りたくもなったけれど、あとの祭り。


上司は、「なんで相談しなかった?」って言ったけど、
少なくとも私は一度、相談している。

それを無かったことにされて、気が付いたら、
私が全てほっぽってたことになってて、
「大丈夫、気にしなくていいから」って、
職場の人達に慰められてた。

なんでだ??? 

「これ、どうしましょう~?」って私、相談したのに???


この騒動があった後、私は3~4日仕事を休んでしまった。


思えば、この時にはすでに、病んでいたのだろうと思う。


この大騒ぎがあった後、暫くは静かに過ぎたのだけど・・・。


使えないアルバイトに変わって、
新しいアルバイトを雇うことになったのだけれど、
このアルバイトがまた、曲者だった。


彼女、とってもいい子で仕事もできるし、
話しも結構合ったのだけれど、
それも最初のうちだけだった。


後から分かったのだけれど、
この子、めちゃくちゃ男癖の悪い、
お山の大将だったのだ。


(続く・・・)