BOMBAY SAPPHIRE
『何で、このジンはジンが好きじゃない人も飲めるのでしょうか?ネェ、マスター』
「私、ジンって好きじゃないんだ。」僕が、いつものように、ジンを注文すると、彼女は顔をしかめながら言った。
するとマスターが、このジンを彼女にすすめてくれた。
おそるおそる口に含んで、「これなら、飲めそう、かな!?」
なんて言いながら、結局彼女はボンベイ・サファイヤを、
ロックで5杯も飲んで、澄ました顔をしている。
そんな彼女を見て少しあきれてると、マスターと目があってニッコリうなずいた。
どうやら、彼女はこのジンが、気に入ったようだ。
君は、いつも何かを気にいったことがあっても、何でもないって顔をしている。
でもそんな時のほうがより好きになった時。
って事は、僕といて、いつもなんでもないって感じでいるのは、
少しは好きでいてくれてるってことなのかな?
「マスター、ボンベイ・サファイヤもう一杯おかわり。」
ま、今日は彼女に付き合って、僕ももう一杯飲むカナ。
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『これが、僕の初体験ってやつです、ただしバーのことですが...』
生まれて初めてバーに連れて行ってくれたその人は、「ゴードンをロックで。あとレモンを下さい」と言った。
冷凍庫から、霜の付いた透明なお酒の入った瓶が取り出され、荒っぽく四角く削られた氷の入ったロックグラスに注がれた。
彼女は、そこにスライスされたレモンを一枚入れると、指でそっとかき混ぜた。
初めてのことで、なにも注文できないでいる僕に、彼女は同じお酒を頼んでくれ、そして、少し微笑みながら、僕のグラスにもレモンをいれて、そっとかき混ぜてくれた。
冷たい透明なお酒は、松ヤニのような不思議な味がした。ほんのりとレモンの香りとともに...。
久しぶりでゴードンを飲んで、このジンがしみじみ好きなのはきっとこの為なんだって思った。
「マスター、レモン頂だい。」
!
こともあろうに、この男は(マスターの事ですが)レモンをスパンと半分に切って渡してきたのです...。
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