詞:ゲレンデ

「ゲレンデ」

ゲレンデよ どうか溶けないで
まだ癒えぬ想いを残して


空を切る粉雪 淡い香りを運ぶ
真っ白な ありふれた 台詞を君に贈ったね

果てしないゲレンデの上 二人を包む恋は
冬と共に終わりを告げ 風が吹き抜けていった

ぽっかりと空いた穴に 敷きつめた脱け殻

Love you, ゲレンデよ どうか溶けないで
まだ癒えぬ想いを残して
日差しが何度照りつけても
君を忘れられやしないから


赤くなった鼻先も 今ではとても愛しい
探してた憧れの意味を 教えてくれたね

Love you, ゲレンデの色が胸の奥
君をまぶしく映し出す
この街に雪が降る季節に
また思い出してしまうでしょう


正しいことなんてない 恋も 愛も
ただこれだけは間違いじゃない
二人の過ごした日々


ゲレンデよ どうか溶けないで
まだ癒えぬ想いを残して
噛みしめる 胸の痛みは
笑顔だけが消してくれる

Love you, ゲレンデよどうか溶けないで
いつまでも君が来なくても
あれから 止まってる記憶
流れるのは 時間だけ

新しいゲレンデの季節に
僕はきっと歩き出せる
君としか歩けなかった道も
温もりさえ 抱きしめてれば
怖くはないはずだから



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