偽物の嘘っこ暮らしをしてきた私

 

B氏は私の皮を剥いでしまった・・・

そこにいるのは中身がお子様の私

時計はとうの昔に止まったままの一気に針だけ進んだ私

 

今まで誰かに寄りかかりたかったこともある

泣きたい夜もあった

背中を預けたいなと思った夜もある

膝を抱えて眠った日々

 

そうして自分を守って、息子を守ってきた

 

嘘で塗り固めた私の15年間・・・

 

このまま私の中で腐っていく予定だった

 

彼はその蓋を開けて、捨てていくことを決めた

私もそうしようと決めた

 

「私にも色々あるんだよ〜」

 

この一言で始まった私達・・・

 

今までは踏み込まなかった一線

あの日のSEXから何かが変わってしまった

 

私は素に戻ること、曝け出すようになった

 

寂しいときは寂しいもん

嬉しいときは嬉しいもん

 

そうだ、元々私は自分に正直な人間だったはずだ

 

「立派な仮面だったでしょ?よくできてたでしょ?」

 

でも彼だけにはそれが偽物だって見破られてた

 

きっとB氏の中には

「俺しか知らない私」ってポジションがあったのかもしれない

 

もちろん、身体をつなげている時点で違う私なんだけどね

 

 

裸になった私はただのお子様だ

 

好きも嫌いも。

やりたいこと、やりたくないこと、でも我慢してやってること

 

本当の私はどれだ?

 

B氏は根気よく付き合い続けたと思う

私に真剣に向き合ってくれた

 

私の空白の時間を埋めようって

 

そんなことしたら私はもうババアだよと。。。

 

急ピッチでもなかったけれど、

B氏が素の私と向き合った時間で私は元通りに近付いた

完全には戻れないけど、彼といる間は自分でいられた

 

できる女の私ではない

鬼上司の私でもない

女性幹部の私ではない

母親の私でもない

家庭円満風の私でもない

弱みを見せたくない私でもない

 

そんな私の個をあっさりと見つけ出した。。。

 

ただのちっちゃい私・・・

 

これに沢山、愛情っていう水を注いでくれた

 

わがまま言い出すまで、連れ回す

 

宣言通り、本気で連れ出しにきた

 

休みにゴロゴロしていたら鬼電

予定がないと言ったら即迎えに現れた

会話の中でいいな〜と言った店まで引っ張り回し

片っ端から世話を焼いたw

 

ほんとマメなやつだと今でも思う

 

でも、そんな時間は幸せだった

 

だから皆にも自分に素直になってほしい

 

してきた我慢も、これからの我慢も〜

 

本当に望んでいることには素直な心で向き合うべきだと思う

 

だから、B氏には感謝と愛情でいっぱいだ