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こんにちは~モッチーです~今回は久しぶりのブログネタ!
私はクリームスープが好きですが、
今回紹介するのは最近(もう数ヶ月前のことだけどw)食べて美味しいと思ったスープ、
ついでにあの店他の料理も紹介します
以前私は「中華料理と台湾料理」の記事の中に
台湾清境農場のあたりは本格的な雲南料理(正確に言えば雲南の擺夷料理です)が味わえると書きました。
どうして雲南料理は清境農場あたりの名物料理になっていったのか?
実は清境農場から遠くないところに「博望新村」という眷村があります。
1949年、国民党が共産党に敗れて台湾に退却したとき、
ある雲南地方の軍隊は中国とミャンマーの国境でゲリラ戦を続けていました。
1960年、遊撃戦による死傷者が多い事から、余儀なく台湾に撤退することとなりました。
そんな時、遊撃隊員達の家族(多くは雲南地方の少数民族)も一緒に台湾に渡ってきました。
政府は彼らの生活を保障するために、
雲南の気候に近い清境農場のあたりで「眷村」を設置して、
荒地を開拓して、農園、果樹園を開きました。
そういうわけで、雲南の味がこの辺りに定着することになりました。
中国の西南部に位置する雲南省は地形が複雑で、気候も多様であるため、
ここでしか見られない動植物がたくさんあり、
古くから「植物の王国」として知られています。
そして高い山や大きな川により地域が分断されているから、
少数民族の数も中国で一番多いです
(中国は50あまりの少数民族が認定されています、
その中に29族が雲南省で暮らしています)
恵まれた環境で少数民族独特の食文化と中国の料理を融合し、
一味違った中華料理を生み出しました。
今回私行ったのは、ここの名店「魯媽媽雲南擺夷料理」
魯媽媽は雲南タイ族(擺夷族)の人、
彼女は「博望新村」で小さな店を開いて、故郷の家庭料理を提供しました。
最初、村じゅうの人は「こんな山の奥で店を開いて、一体誰が来ますか?」の疑問を抱えていました。
しかし、雲南料理独特な味が人を魅了して、観光客が次々と訪れてきました。
雲南料理を提供するレストランもだんだん増えて、
今はもう清境を代表する料理となっています。
そして魯媽媽の店も小さな店から、立派なレストランに変身しました。
こんにちは~モッチーです~今回は久しぶりのブログネタ!
私はクリームスープが好きですが、
今回紹介するのは最近(もう数ヶ月前のことだけどw)食べて美味しいと思ったスープ、
ついでにあの店他の料理も紹介します
以前私は「中華料理と台湾料理」の記事の中に
台湾清境農場のあたりは本格的な雲南料理(正確に言えば雲南の擺夷料理です)が味わえると書きました。
どうして雲南料理は清境農場あたりの名物料理になっていったのか?
実は清境農場から遠くないところに「博望新村」という眷村があります。
1949年、国民党が共産党に敗れて台湾に退却したとき、
ある雲南地方の軍隊は中国とミャンマーの国境でゲリラ戦を続けていました。
1960年、遊撃戦による死傷者が多い事から、余儀なく台湾に撤退することとなりました。
そんな時、遊撃隊員達の家族(多くは雲南地方の少数民族)も一緒に台湾に渡ってきました。
政府は彼らの生活を保障するために、
雲南の気候に近い清境農場のあたりで「眷村」を設置して、
荒地を開拓して、農園、果樹園を開きました。
そういうわけで、雲南の味がこの辺りに定着することになりました。
中国の西南部に位置する雲南省は地形が複雑で、気候も多様であるため、
ここでしか見られない動植物がたくさんあり、
古くから「植物の王国」として知られています。
そして高い山や大きな川により地域が分断されているから、
少数民族の数も中国で一番多いです
(中国は50あまりの少数民族が認定されています、
その中に29族が雲南省で暮らしています)
恵まれた環境で少数民族独特の食文化と中国の料理を融合し、
一味違った中華料理を生み出しました。
今回私行ったのは、ここの名店「魯媽媽雲南擺夷料理」
魯媽媽は雲南タイ族(擺夷族)の人、
彼女は「博望新村」で小さな店を開いて、故郷の家庭料理を提供しました。
最初、村じゅうの人は「こんな山の奥で店を開いて、一体誰が来ますか?」の疑問を抱えていました。
しかし、雲南料理独特な味が人を魅了して、観光客が次々と訪れてきました。
雲南料理を提供するレストランもだんだん増えて、
今はもう清境を代表する料理となっています。
そして魯媽媽の店も小さな店から、立派なレストランに変身しました。

↑「魯媽媽雲南擺夷料理」の新館
この店にはアラカルトとセットコースがあります(以下の価格は台湾ドル)
セットコースは2500(料理九品+スープ一品)、3000(料理十一品+スープ一品)、3500(料理十三品+スープ一品)、4000(料理十三品+スープ二品)の四種類があります
二人前のコース料理は700、900、1000の三種類があります
単品料理の入れ替えもできます~
私はアラカルトを選びました

↑雲南椒麻雞(yun2 nan2 jiao1 ma2 ji1)(大/NT400;小/NT200)
椒麻雞はタイ料理の代表の一つですが、そのルーツは雲南省です。
相違点はタイの椒麻雞に調味料「魚露」(ナンプラー)を入れるだけ。
この料理は千切りしたキャベツの上に揚げた鶏のもも肉を乗せて、
特製ソースと花椒などの調味料をかけます。
鶏の皮は香ばしくパリッと、肉はふっくらとジューシーで、
ピリ辛味と酸味がうまく絡み合って食欲をそそります。
私は辛いものが苦手ですが、
この料理は意外と辛くないから、とても美味しかったと思います

↑包料魚(bao1 liao4 yu2)(NT400)、當歸葉煎蛋(dang1 gui1 ye4 jian1 dan4)(大/NT200;小/NT150)
「包料魚」は昔新年や祝いの時しか食べられない珍味です。
まずは数種類の香料を調合して、スズキの腹に詰め込みます。
そして紐でしっかり縛って、油で皮がパリパリまで揚げます。
雲南省は海に接していないから、魚料理は淡水魚が中心です。
淡水魚の特有の臭みを消すために、香辛料をふんだんに使って、
こんな料理を生み出しました。
香ばしい香辛料が魚の旨味を引き立て、
ご飯との相性も抜群です。
「當歸葉煎蛋」は薬膳料理でよく使う「當歸」の葉っぱを使って、
たまごと一緒に炒めた料理。
ふんわりとした舌触りとほんのりとした當歸葉の香りが口に広がって、
これも美味しかった。

↑錦灑(jin3 sa3)(大/NT300;小/NT200)
これも雲南の代表料理
挽き肉に香辛料を加えて、強火で炒めます。
そしてシャキシャキのキャベツに巻いて一緒に食べます。
美味しいだけではなく、体にも優しい一品でした

↑水晶凍(shui3 jing1 dong4)(大/NT150;小/NT100)
豚の皮を香料と一緒に長時間じっくり煮込んで、
冷やすと煮凝りのように凝固します。
プリプリの水晶凍はコラーゲンたっぷりで美容にいい一品です

↑涼拌碗豆粉(liang2 ban4 wan3 dou4 fen3)(NT 100)
えんどうで作ったゼリーのような料理です
ピーナッツ粉とソースとパクチーと一緒に食べます
冷やしてまろやかな食感は夏にうってつけです。

↑牛肉趴呼湯(niu2 rou4 pa1 hu1 tang1)(大/NT500;小/NT350)
肝心のスープが出ました.....
この牛肉のコンソメスープはさわやかな味わいが特徴です~
そして噛むと溶けるように柔らかい牛肉がぎっしり入ります。
特筆すべきなのは、スープと一緒に出てきた小さい茶碗、
その中に、香辛料で作った特製ソースがあります。
そのソースは香辛料をふんだんに使って、複雑な味を醸し出します。
牛肉に付けて食べると何とも言えない香ばしい香りがして、
今まで食べたことのないような不思議な味でした。
すごく美味しかったです~

牛肉はスープと一緒に食べてもいいし、ソースを付けて食べてもおいしいです
これは今年食べた最高のスープかも~
他には「過猫菜」(guo4 mao1 cai4)という山菜料理とキャベツの炒め物を注文しました
(どれも100円台湾ドル)
過猫菜はちょっとしょっぱいですが、
ごはんにかけていただくとおいしかった
キャベツの炒め物は…….普通でした。
ちなみに、私は注文しなかったけど、この店のもう一つの名物料理は「香酥竹蟲」(大/NT400;小/NT300)

↑これはネットでダウンロードした写真
竹虫は竹の中に寄生するタケツトガの幼虫、
竹の汁を吸って成長するため、ビタミンやタンパク質をたくさん含んで、栄養価が高い。
油で揚げて薄く塩味をつけて食べると、珍味だそうです。
雲南省ではありふれた食べ物のようですが、台湾にはない食材だから、
雲南から取り寄せるしかない。
皆さん、興味(もしくは勇気)があったら、ぜひ食べてみてください
お腹いっぱいまで食べて、一人当たり約360台湾ドル
手頃な値段で美味しい雲南料理が楽しめます...
皆さんは清境に行ったら、雲南料理を味わってみませんか?
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中文版記事:
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