前はテレビでウユニ塩原のドキュメンタリーを見て、すっかり魅了されました。
あの人知を超えた自然の営みは、私の目をとらえて離さない。
あれ以来、ずっと行きたくて行きたくてたまらない。

↑この番組

しかしウユニ塩原は南アメリカのボリビアの中央西部にあります。
日本からボリビアの首都ラパスまで、飛行機で行けば約30時間かかります。
そしてラバスとウユニ塩原を結ぶ道路は、4000Mに近くの高原の上を進み、
道路状態が悪い上に距離が遠いです(約500KM)。
だからあそこに行くことの難しさは想像に難くない。
(きっと恐ろしいくらいにお金が掛かるに違いない)
どこでもドアがあったら簡単に行けますね。

ウユニ塩原はアンデス山脈に位置して、標高約3,700m、東西約250km、南北約100km、
面積は約四国およそ半分ほどにも達している純白の塩の大地
しかもこの広大な面積にも関わらず、塩原の高低差は僅か50センチしかありません
ここは地球上で最も平らな場所です
険しいアンデスの山奥に、こんな茫洋たる塩原は目を見張るほどです。

見渡すかぎりの真っ白な塩原は地平線の果てまで広がります。
照りつける太陽さえなければ雪原と言われても誰も分からないでしょう。

塩原には目印も何もないので、遠近感も全くありません。
だからちょっと変わった記念写真が撮れます。
$もちもちのモチのもちや
↑眩しい塩の大地、地面の照り返しが強そう

この世界に類を見ない広大な塩原はコンセプトカーのテストにもってこいの場所。

最高時速は900KMにも達していると聞いたんです。

ウユニ塩原は6000Mを超えたアンデス山脈に挟まれ、
山脈が雨雲を遮ることによって、砂漠のような乾燥した環境を生み出しました。
そして高低差が殆どないため、雨が降っても水はどこへも流すことができません。
雨水は塩原に溜まって、薄く広がって、薄い幕になります。
水は浅いから、風が吹いても波紋を起こしません。
そういうわけで塩原は忽ち巨大な鏡に変身します。
$もちもちのモチのもちや
↑鏡のように空が映っています


塩原の水は、沢山の塩とミネラルを含んでいるので、
普通の水より、色の変化が豊かで美しい。
水の色は日差しによって刻一刻と変化し続けて、いろいろな色を見せてくれます。
$もちもちのモチのもちや

しかしこの薄い水の鏡は砂漠並に乾燥した気候ですぐに蒸発するから、
こんな不思議な光景は僅かな期間にしか見られません。

ウユニ塩原が一番美しい時は、雨上がりの夜。
澄んだ星空を反射した塩原は、星空に包まれて夢のような世界を生み出します。
その中を歩くと、まるで天の川に飛んでいるような感覚がします
$もちもちのモチのもちや

こんな不思議な場所は、一生に一度は訪れてみたいです。
しかしあの絶景を見たいなら、かなりの運が必要です。
あの乾いた大地にちょうど雨が降って、水が乾く前に夜になって、
しかも夜は晴れてくれなければならない。
こんな幾重にも重なる偶然を経て、初めて見られるこの光景は、
いつでも見られるわけじゃない。
大金を払って、遥々あそこに足を運んで、また見られないなら、
本当に残念な限りです。
どこでもドアがあったら、いつでも簡単に行けるので、あんな素敵な絶景に出会えるはず!
だから私はどこでもドアがあったらウユニ塩原に行きたい
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