働くおじさん | AROマンガ手帳

働くおじさん

昨日、たまたま移動中にカーTVで見たSTV製作のドキュメンタリー番組



テーマは、札幌の生活保護事情。






シーンの主役は、


高校を出て介護士になったが給料が安いので東京に渡り、建設作業員に従事していた。35歳の男。


東京も景気が悪くなってきたので地元の北海道に戻ってきた。


現在、就職支援団体の保護の下生活している。

(団体が管理するアパートに住み、ちょっとしたアルバイトの斡旋を受けている)






“今後どういう職に付きたいのか?”と記者が問う、


「んあぁ~・・・サラリーマンッすかね~~やっぱ、サラリーマンがイイッすねぇ~」


と答えた。





ダメだこりゃ。






30過ぎのオッサンとは思えない口調もバカそのものだったが、言ってる事がさぁ・・・




例えばチビッ子に将来の夢は?と訊ねた


「あのね、ボクね、トーキョーおりんぴっくにでるの!」


と答えた。うむそうか、でも“なにで”が抜けているね、それと同じレベル。





「あどでぇ~ボクねぇ~パパびたいな、横綱じなる!」


と、幼年期に答え、

本当に横綱(ちなみにパパは大関どまり)になった貴乃花親方は優秀なチビッ子だったと言う事よ。






記者は現在所持金が11円しかないという彼に聞く。


“なんで生活保護を受けないんですか?”


「んあぁ~・・・ボクはまだ若いし働けるッすから、生活保護はちょっと抵抗ありますね~~」




ほう!!偉い!!それはよい志じゃないか!


若いのにナマポ(生活保護)に頼り、しかもその金をパチンコに注ぎ込んでいるバカな輩もいるというのにな、勤労意欲高め!ちと見直したぜ!



その日はバイトの給料日でもあった、

「思ってたより(金額が)多いッすね。このお金の使い方をちゃんと考えないとダメッすね…」




2日後、記者が再びアパートを訪ねた。


彼はお世話になった支援団体に何ひとつ告げる事も無く、アパートからトンズラしていた。





いや、まあ、、、


オレは全然無関係だし、


彼の人生だし、どうでも良いんだけどさ、、、





なんか・・・ギャフン。





ペタしてね