ジョジョミュに行ってきたので感想を書きたいと思う。



・まず最初にとても良かった!1部のキャラの魅力がめちゃくちゃ伝わってきたし、聞きたい台詞や場面が全部見れて満足度高かった。

・1部だけでなく、他の部を思い出させるような台詞も沢山あって良かった。スピードワゴンが「世界が一巡するまで語り継ぐ」とか言っていたり、鉄格子から星をみるジョナサンと泥をみるディオの様子が6部を思い出したし、信念を貫く過程が大切だと思うジョナサンと結果が全てと考えるディオの構図が5部だったりと上手いこと組み込まれていてとても良かった。

・時間が足りない場面や登場人物が足りない場面を上手いこと組み込んでいるのも良かった。例えば足手まといと感じていたスピードワゴンが「あしたっていまさッ!」ってポコの台詞を使って敵に立ち向かったり、ツッペリさんが「バラのトゲは痛かろう」ってダイアーさんの代わりに言ったり、ジョージーの「逆に考えるんだ」を前倒しで入れたりと違和感なく場面に名言を入れていたの良かった。

・演出がとにかく素晴らしかった。2.5次元の舞台やミュージカルにいくつか行ったけれど、その中でも特に豪快で豪華だったかもしれぬ。

・円形の舞台装置とかワイヤーアクションや花火とかプロジェクションマッピングとか今出来るミュージカルの演出全てやったんじゃないかと思うぐらい凄かった。

・個人的に燃え盛るダニーの演出が凄かったのと、燃え盛るジョースター家でバトルするジョナサンとディオの演出が凄すぎた。このバトルを見るだけでもミュージカルを見て良かったと思った。


・改めてジョナサンとディオの奇妙な因縁というか、切っても切れない関係というか、ジョナサンさんの人生はディオの人生でもあったというか、光と闇というか二人の関係がとても良いなと感じたミュージカルだった。

・ジョナサンが憎くて倒したくて仕方なったディオがラストにはジョナサンのことを認めて敬意を払っていたのも良かったし、ジョナサンがディオを抱えた間々生涯を終えるのもとても良いし、1部のストーリーの美しさよ。

・エリナ嬢の歌声が綺麗でとても良かったし、こんな素敵な嫁さんを残して逝ってしまうジョナサンが辛かった。

・「まぁ、ジョナサンたら」の演出に笑った。樹にめちゃくちゃ大きく書くやん。

・「俺は人間をやめるぞ!」「初めてのキスはジョナサンではない!このディオだ」とかミュージカルだからこその言い方でとても良かった。

・ブラフォードとタルカスが登場するから分からんかったがしっかり登場して興奮した。ミュージカルだと伝説の騎士としてジョースター卿がディオとジョナサンに話していたのも伏線になっていて良かったし、そこで星をみるか泥をみるかの話しも入っていて良かった。

・スピードワゴンの登場がラップなのも貧困街で生きている者感があってとても良かったし、帽子の刃物クルクル演出があってとても良かった。ジョナサンを船で見送る際に「俺もアメリカに行って、一山当てたい」の台詞ににっこりした。

・スピードワゴンが語り手なのも良かった。波紋も使えなくて足手まといだと感じいたスピードワゴンが自分の力で財団になって、ジョースターにずっと尽くしているのが本当良い。

・ダリオパパがめちゃくちゃ出てくる。ディオが永遠と父親の呪い(血の呪い)から逃れられない演出が良かったし、父親と同じになりたくないと思っていてもなってしまうディオの辛さも伝わってきて良かった。

・ジョナサンはジョースターの黄金の意思を受け継いでいくけれど、ディオは血の呪いを受け継いでいくのが対比になるのがよき

・ジョースターの黄金の意思とディオの何がなんでも頂点に登り詰める野望を持って生まれたジョルノはとてつもなくハイブリッドですごい。

・ツッペリさん格好良かった。登場の仕方から戦闘までスタイリッシュで良かったし、個人的にワイン持ちながら闘いの好きすぎた。こんなに良いキャラなのにあっさり物語から退場してしまうの辛い
 
・波紋とメメタッもしっかり表現されていてニッコリした。

・ワンチェンの動きがヌルヌルで凄かったし、馬から切り裂きジャック出てくるシーンの再現度が凄かった。

・ミュージカルがとても良かった分、最初の公演中止で嫌なイメージ付いてしまったのがもったいなく感じてしまう。公演見れなかった方が公演見れるように願っているし、他のジョジョファンやミュージカルファンの方にも是非見て欲しいおすすめのミュージカル。