『 本書は日経新聞(日本経済新聞)出身の田村秀男氏と大蔵省(現財務省)出身の筆者が、古巣の実態について語り尽くしたものだ。
【行政とメディアはどのような関係を持っているか】。【政治家は財務省にどのように籠絡されるのか】。【財務省は学者と新聞の論説委員を、日経新聞は学者を、どのように使っているのか】
 【行政、メディア、学者】【負のトライアングル】の中で、【日本経済の本質論は置き去り】にされてきた

バブルとバブル崩壊について【トンチンカンな議論】をし、【デフレを放置】して【消費増税を行った】。
その際【金融政策でトンチンカンに拍車】をかけたのが【「大蔵省の出張所」】と筆者が呼ぶ【日銀】だ。
本書では【日銀法改正の不純な動機】についても語っている。
(中略)

【白川】氏の【著作や発言】から【疑問】なのは、【何のために金融政策をやっているのか】、本人も【きちんと理解していない】のではないか、ということだ。【この点が致命的】である
(中略)
【世界の常識】【「金融政策が雇用政策」である】が、
【白川】氏の【著作や発言】には【雇用の話がまず出てこない】
しかも、著作では【「インフレ目標2%の意味がわからない」という内容が書かれている】
これはある意味で正直であるが、【そういう人が中央銀行総裁だった】とは【空恐ろしいこと】だ。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、経済・金融専門紙と自称する割には、経済・金融に関する「ド素人」が記事を書いていることで有名な日本経済新聞と、何故か、我が国の金融や経済を不適切な形でコントロールし、かつ、金融や経済のプロでもない畑違いの「東大法学部卒」という単なる4年制大学を卒業しただけのレベルでしかない連中が、右も左も分からずに、見当違いな政策ばかりを繰り出す我が国の金庫番である一官庁に過ぎない旧大蔵省(現財務省)について、実際に、インサイダーであった著者らによって、その醜悪な実態を日本国民に明らかにして下さる良書となります。(以下略)

(私の感想)
東大卒の多くの人が、自分たちのことを東大を出ただけで全てのことを理解していると解釈しているのだと思います。『自分たちは特別だ』と思っているのでしょう。
バラエティー番組でも東大卒の芸人(の卵)が『私東大入ったんですよ』と言っていたのを聞いたことがあります( ; ゜Д゜)

実際、『学生時代に一生懸命勉強してきたのだから、それが評価されて当然だ』と発言していた阪大卒の老人を知っています(; ̄ー ̄A
阪大でもそう思っている、つまり自分は特別だと思っているんですから、東大卒は更にそういう気持ちが強いのではないでしょうか?(# ゜Д゜)

実際には、学生として優秀であることと、仕事が出来ることは全く別ですよね(^-^;
だから、白川元日銀総裁みたいな人物が生まれるんですよね!Σ( ̄□ ̄;)

高橋洋一さんのネット上の記事はよく読みますが、本当に分かりやすく経済の仕組みを書いてくれています。おまけに、彼は財務官僚出身者です。
その高橋さんが「財務官僚は東大法学部出身者ばかりで経済を知らない。そして、財務省の出張所である日銀も経済を知らない」と言っているのですから、確かなことなんでしょう(# ゜Д゜)
これは驚くべき矛盾ですよね((( ̄へ ̄井)

国民を舐めているとしか思えないですよねo(`^´*)
この現行制度、せめて財務省には経済学部卒業者でなければ入れないとか、何とか少しでも改善して貰いたいものですね(;´_ゝ`)