■金融緩和は長期的には超円高をもたらす 貿易黒字や海外投資も円高要因
元記事:http://thutmose.blog.jp/archives/57908314.html

▲利下げや金融緩和は短期的な円安をもたらすが、将来の超円高を招いてしまう。
引用:http://tk.ismcdn.jp/mwimgs/4/4/1140/img_44aef06f04f73aaea8767c8882adeab91345518.jpg
為替市場で円高が進行し、110円を割ったら100円の下値に挑戦するという見方が広がっています。
いったい円高とは何故起こり、どうして日本だけ通貨高に悩まされるのでしょうか。
◆じわじわと進む円高
4月に入って為替市場で円安が進み、連動して株安も進行しています。
市場関係者は105円割れあるいは100円割れという声も聞かれるようになりました。
また財務省の為替介入の可能性も取りざたされています。
2015年の為替相場は115円から122円程度で推移していたが、2016年2月に入って110円に3回トライしている。
1回目は2月の110.97円、2回目は3月の110.62円、そして3回目が4月の今回で110円割れを伺っている。
この動きは何者かが110円付近で大口の買い注文を入れて、円高を防止していて、もしかしたら政府筋かも知れない。
欧米のヘッジファンドはこのパターンでは円買いをする事が多く、攻める側と言える。
守るのは日本政府や日銀で、日本対ヘッジファンドという筋書きで報道される事が多い。
ところで今回の円高はどういう原因で発生し、今後どう推移するのでしょうか。
為替の先行きを予想するのはあらゆる相場で最も困難と言われるが、過去の説明は簡単にできる。
まず2015年12月に米国中央銀行のFRBが金利を上げ、2016年にも数回の利上げを行うと発表された。
通貨は金利が低いと売られ、金利が高いと買われるので、円安ドル高になり1ドル120円を超えました。
◆円高圧力の原因は日本政府
ところがアメリカの景気が落ち込み、利上げをすれば経済に悪影響を与えるので、利上げをしないと発表しました。
すると米利上げを織り込んで円安になっていた反動で、円高になり110円を伺っているという事です。
今後もっと円高になるのかの予想は、最初に書いた通り無意味なのだが、円高圧力になる要素はいくつも存在している。
それも日本政府が円安に誘導しようとして行った過去の行為が、実はことごとく円高に導く政策でした。
第一の間違いが「金融緩和」で円を大量に発行し、マイナス金利になるまで利下げした事で、将来必ず円高になります。
あらゆる国で高金利通貨は低金利通貨に対して、長期的には下落する法則があります。
新興国通貨は年利10%もつく事が珍しく無いので、人気の外貨投資ですが、いつか必ず円に対して暴落します。
その仕組みは金利が低い円でお金を借りて、金利が高い国で運用するとお金が儲かるからで、高金利通貨がどんどん買われます。
こうして最初高金利通貨は上がるのですが、借りた金は利子をつけて返済しなければならないので、借りた以上の金額を円で返済します。
返済するときはリーマンショックやITバブル崩壊、アジア通貨危機など予想外の経済危機が発生した時で、一気に多額の円が買われます。
こうして一時的には高金利通貨が上がるものの、トータルでは必ず低金利通貨、つまり円が高くなるのです。
日本政府が円安にしようとして低金利、金融緩和をすればするほど、円高圧力が掛かっていきます。
また金利が高い国はもともと信用が無い国だから高金利で金を借りるので、信用が高い低金利国に対して下落するのは自然です。
◆低金利と経常黒字で将来は必ず円高になる
2つ目の間違いが輸出を促進している事で、政府は「貿易赤字を脱して貿易黒字になった」と喜んでいます。
ところが輸出で黒字になれば、当然外国で儲けたお金は円に交換されるので、儲ければ儲けるほど円高圧力が掛かります。
正確にいえば貿易ではなくサービスや投資なども含めた国際収支が黒字だと、円高圧力になります。
とどめが過去に財務省が行った円売り介入で、政府が円を売ったのだら、その分外貨準備が増えて行きます。
これがどうにも使い道の無いお金で、円に戻して国内で使うと、超円高になってしまうので外国に援助でばらまいたり、米国債を買うしかない。
さらに円借款で円を外国に貸すと、いずれ金利がついて帰って来るので、やっぱり将来の円高圧力になります。
これらはすぐに円高になる訳ではありませんが、大抵は地震や世界金融危機などの時に、巨大な円買い圧力になって押し寄せます。
ですから10年単位で見れば、今日本政府が行っている政策によって、将来1ドルが60円や50円になるのは確実なのです。
ただしそれが何十年後か今年かは、誰にも分かりません。
(私の感想)
何だか…日本政府と財務省が経済音痴だということが克明に書かれている内容ですよね('A`)
金融緩和やマイナス金利は、将来の円高圧力になるのはその通りでしょうね。
だから、それらは長くやるものではなく2~3年がタイムリミットで、その間に経済立て直しをはかるのが本来やるべき路線だと思いますが、今回はそれが出来ていない('A`)
デフレの内はジャブジャブ円を刷ってもデメリットは全くありませんよね。
だから、その金で公共事業や防衛費増加をやりまくるべきです。
現在、そういう財政出動が全然出来ていない…( ̄_ ̄|||)
それから、輸出の促進をしても殆ど意味がないでしょう('A`)
日本は内需の国です。それこそ財政出動するべきですし、税金も減らすべきです。
増税するかもしれない現状は最悪としか言いようがない( ̄_ ̄|||)
過去の円売り介入とは、恐らくあの最悪な民主党時代のことでしょう。
確か、数年前に日本政府が持っている米国債はドルとして貸し出すことが出来るようになったと思いますが、これも遠い将来に円高の要因になります('A`)
手段と目的がアベコベになってる現状…Σ( ̄ロ ̄lll)
これ以上続けると出口はありませんよね。
民主党時代よりはずっとマシだと思いますが、経済政策は期待出来ませんね( ̄_ ̄|||)
元記事:http://thutmose.blog.jp/archives/57908314.html

▲利下げや金融緩和は短期的な円安をもたらすが、将来の超円高を招いてしまう。
引用:http://tk.ismcdn.jp/mwimgs/4/4/1140/img_44aef06f04f73aaea8767c8882adeab91345518.jpg
為替市場で円高が進行し、110円を割ったら100円の下値に挑戦するという見方が広がっています。
いったい円高とは何故起こり、どうして日本だけ通貨高に悩まされるのでしょうか。
◆じわじわと進む円高
4月に入って為替市場で円安が進み、連動して株安も進行しています。
市場関係者は105円割れあるいは100円割れという声も聞かれるようになりました。
また財務省の為替介入の可能性も取りざたされています。
2015年の為替相場は115円から122円程度で推移していたが、2016年2月に入って110円に3回トライしている。
1回目は2月の110.97円、2回目は3月の110.62円、そして3回目が4月の今回で110円割れを伺っている。
この動きは何者かが110円付近で大口の買い注文を入れて、円高を防止していて、もしかしたら政府筋かも知れない。
欧米のヘッジファンドはこのパターンでは円買いをする事が多く、攻める側と言える。
守るのは日本政府や日銀で、日本対ヘッジファンドという筋書きで報道される事が多い。
ところで今回の円高はどういう原因で発生し、今後どう推移するのでしょうか。
為替の先行きを予想するのはあらゆる相場で最も困難と言われるが、過去の説明は簡単にできる。
まず2015年12月に米国中央銀行のFRBが金利を上げ、2016年にも数回の利上げを行うと発表された。
通貨は金利が低いと売られ、金利が高いと買われるので、円安ドル高になり1ドル120円を超えました。
◆円高圧力の原因は日本政府
ところがアメリカの景気が落ち込み、利上げをすれば経済に悪影響を与えるので、利上げをしないと発表しました。
すると米利上げを織り込んで円安になっていた反動で、円高になり110円を伺っているという事です。
今後もっと円高になるのかの予想は、最初に書いた通り無意味なのだが、円高圧力になる要素はいくつも存在している。
それも日本政府が円安に誘導しようとして行った過去の行為が、実はことごとく円高に導く政策でした。
第一の間違いが「金融緩和」で円を大量に発行し、マイナス金利になるまで利下げした事で、将来必ず円高になります。
あらゆる国で高金利通貨は低金利通貨に対して、長期的には下落する法則があります。
新興国通貨は年利10%もつく事が珍しく無いので、人気の外貨投資ですが、いつか必ず円に対して暴落します。
その仕組みは金利が低い円でお金を借りて、金利が高い国で運用するとお金が儲かるからで、高金利通貨がどんどん買われます。
こうして最初高金利通貨は上がるのですが、借りた金は利子をつけて返済しなければならないので、借りた以上の金額を円で返済します。
返済するときはリーマンショックやITバブル崩壊、アジア通貨危機など予想外の経済危機が発生した時で、一気に多額の円が買われます。
こうして一時的には高金利通貨が上がるものの、トータルでは必ず低金利通貨、つまり円が高くなるのです。
日本政府が円安にしようとして低金利、金融緩和をすればするほど、円高圧力が掛かっていきます。
また金利が高い国はもともと信用が無い国だから高金利で金を借りるので、信用が高い低金利国に対して下落するのは自然です。
◆低金利と経常黒字で将来は必ず円高になる
2つ目の間違いが輸出を促進している事で、政府は「貿易赤字を脱して貿易黒字になった」と喜んでいます。
ところが輸出で黒字になれば、当然外国で儲けたお金は円に交換されるので、儲ければ儲けるほど円高圧力が掛かります。
正確にいえば貿易ではなくサービスや投資なども含めた国際収支が黒字だと、円高圧力になります。
とどめが過去に財務省が行った円売り介入で、政府が円を売ったのだら、その分外貨準備が増えて行きます。
これがどうにも使い道の無いお金で、円に戻して国内で使うと、超円高になってしまうので外国に援助でばらまいたり、米国債を買うしかない。
さらに円借款で円を外国に貸すと、いずれ金利がついて帰って来るので、やっぱり将来の円高圧力になります。
これらはすぐに円高になる訳ではありませんが、大抵は地震や世界金融危機などの時に、巨大な円買い圧力になって押し寄せます。
ですから10年単位で見れば、今日本政府が行っている政策によって、将来1ドルが60円や50円になるのは確実なのです。
ただしそれが何十年後か今年かは、誰にも分かりません。
(私の感想)
何だか…日本政府と財務省が経済音痴だということが克明に書かれている内容ですよね('A`)
金融緩和やマイナス金利は、将来の円高圧力になるのはその通りでしょうね。
だから、それらは長くやるものではなく2~3年がタイムリミットで、その間に経済立て直しをはかるのが本来やるべき路線だと思いますが、今回はそれが出来ていない('A`)
デフレの内はジャブジャブ円を刷ってもデメリットは全くありませんよね。
だから、その金で公共事業や防衛費増加をやりまくるべきです。
現在、そういう財政出動が全然出来ていない…( ̄_ ̄|||)
それから、輸出の促進をしても殆ど意味がないでしょう('A`)
日本は内需の国です。それこそ財政出動するべきですし、税金も減らすべきです。
増税するかもしれない現状は最悪としか言いようがない( ̄_ ̄|||)
過去の円売り介入とは、恐らくあの最悪な民主党時代のことでしょう。
確か、数年前に日本政府が持っている米国債はドルとして貸し出すことが出来るようになったと思いますが、これも遠い将来に円高の要因になります('A`)
手段と目的がアベコベになってる現状…Σ( ̄ロ ̄lll)
これ以上続けると出口はありませんよね。
民主党時代よりはずっとマシだと思いますが、経済政策は期待出来ませんね( ̄_ ̄|||)