■ 世界原油危機の恐れ サウジ破産がアメリカの狙いか
http://thutmose.blog.jp/archives/52932854.html
▲原油安で最も打撃を受けているのがサウジで、このままでは破綻すると言われている
引用:http://blog-imgs-83.fc2.com/j/y/o/jyouhouwosagasu/20151106004905pasodo.jpg
アメリカは長年に渡るサウジとの蜜月関係を解消し、敵対関係に移行しました。
これ見よがしに対立国のイランを優遇し、反政府暴動も支援し、原油危機でも激しく対立している。
◆なぜアメリカはサウジを敵視し始めたのか
経済が極端な方向に動き出した時は、何かにぶつかるまでは止まらないと言われています。
アジア通貨危機はタイや韓国の国家破産、リーマンショックは世界を金融危機に陥れて止まりました。
行き着くところまで行かないと止まらないのは第一次大戦や第二次大戦、湾岸戦争などでも繰り返されました。
今回の原油危機の要因はそもそも中国による過剰投資で、資源と原油に過剰な需要が生まれ、過剰に生産した事でした。
その結果産油国は過剰な設備投資で過剰に増産し、世界中で原油が余りまくっています。
生産調整で一斉に減らせば原油価格は上がるのだが、産油国同士の対立が妨げています。
まずアメリカとロシアの対立があり、アメリカが減産すればロシア経済が回復し、敵に利益を与えてしまいます。
次にOPEC石油輸出国機構のイスラム諸国とアメリカが対立し、OPECとロシアも競争関係にあります。
意外な影響を与えているのがイスラム国のテロと、欧米の対イスラム国の戦いです。
イスラム国はイスラム教スンニ派で、サウジアラビアもスンニ派、そして殆どのアラブ諸国も「スンニ派」となっています。
アラブ諸国がイスラム国討伐に、もうひとつ消極的な理由がこれで、「仲間」を討つのを躊躇しています。
2016年1月2日、サウジアラビアがイランの聖職者の極刑を執行するという大事件が起きました。
◆数ヶ月で一変した中東の対立勢力
イランはイスラム教「シーア派」でイスラム社会では1割の少数派で、イスラム国には厳しい姿勢を取っています。
スンニ派は経典主義で、経典さえ守っていれば良いが、シーア派は血統主義で、ムハンマドの正当な後継者を重視する。
自然サウジなどスンニ派は話し合いが多くなり、民主化や資本主義が先に進みました。
イランは血統主義なので、資本主義や民主主義を否定し、「ホメイニ革命」やイランイラク戦争を起こしました。
アメリカは資本主義で民主主義なので、イランと敵対しサウジと親密でしたが、転機になったのが「アラブの春」でした。
「アラブの春」は2010年ごろ、民主化を進めるため欧米社会が「反政府」「反イスラム教」をそそのかし、市民に暴動を起こさせた事件でした。
同じ頃アメリカは同じ手口で、ウクライナでも市民暴動を支援して、クーデターで親米政権を樹立させています。
アメリカに対して怒り心頭に達したサウジなどスンニ派諸国は、厳しい弾圧と反欧米姿勢に転換していきました。
こうしたオバマ外交の失敗によって、スンニ派=OPEC対アメリカという対立が生まれました。
テロリストを支援してサウジ政府を倒そうとしたアメリカが悪いのですが、アメリカ人は「民主主義を支援したのだから自分は正しい」と思っています。
そのアメリカはイスラム国を倒すためロシアと手を組み、ロシアは「シーア派」のシリア政府と手を組んでいます。
期せずして欧米露・シリア・イラン VS サウジ・OPEC・イスラム国という対立の構図になっているのでした。
▲オバマはあれほど嫌っていたロシアと協力し、イランと手を組んだ。
そこまでサウジアラビアが憎いらしい。
引用:http://jp.sputniknews.com/images/98/41/984198.jpg
◆アメリカの狙いはサウジアラビア破産か
特にサウジアラビアは反米主義の急先鋒でアラブの大国、アメリカとしては「今回の悪の枢軸」と見做しています。
そしてアメリカは2016年1月18日、ホメイニ革命以来行ってきたイラン制裁を解除する決定を下しました。
イランは民主主義でも資本主義でもなく、アメリカとの共通点は何も無いが、反サウジアラビアという点が一致しました。
悪玉にされたサウジは今、原油安で国家破産の危機に瀕しています。
サウジアラビアは「王」と名乗る石油成金の独裁者一族が、石油を支配して君臨しています。
独裁者で在りながら国民にも豊かな暮らしを保証し、欧米とも仲良く付き合ってきました。
湾岸戦争や対イランでもアメリカに協力する「盟友」の筈だったが、アラブの春以来険悪さを増しています。
サウジはアメリカが自国を破壊しようとしていると悟り、アメリカはサウジが思い通りにならないのに怒っている。
もはや両者の対立は戦争か、どちらかが破産するまで止まらないかも知れません。
(私の感想)
植民地主義が使えなくなったら、今度は覇権主義ですか?(#`皿´)
結局、欧米諸国の根本は変わっていません。
欧米諸国といっても、欲望に駆られて好き勝手やっているのは、一部の金持ちと政治家だけだと思いますが。
それで迷惑するのは、いつも一般庶民です(*`Д´)
日本の政治家などでも極悪人はたくさんいますが、アメリカのトップクラスの極悪人の人相とは比較になりません('A`)
悪さのレベルで完全に負けてしまいます。
例えばキッシンジャーなんかは、どこからどう見ても人間の顔には見えませんね…
醜悪過ぎて、私には悪魔にしか見えません…(ーー;)
欧米にはこんな人がゴロゴロいるのでしょうねΣ( ̄ロ ̄lll)
http://thutmose.blog.jp/archives/52932854.html
▲原油安で最も打撃を受けているのがサウジで、このままでは破綻すると言われている
引用:http://blog-imgs-83.fc2.com/j/y/o/jyouhouwosagasu/20151106004905pasodo.jpg
アメリカは長年に渡るサウジとの蜜月関係を解消し、敵対関係に移行しました。
これ見よがしに対立国のイランを優遇し、反政府暴動も支援し、原油危機でも激しく対立している。
◆なぜアメリカはサウジを敵視し始めたのか
経済が極端な方向に動き出した時は、何かにぶつかるまでは止まらないと言われています。
アジア通貨危機はタイや韓国の国家破産、リーマンショックは世界を金融危機に陥れて止まりました。
行き着くところまで行かないと止まらないのは第一次大戦や第二次大戦、湾岸戦争などでも繰り返されました。
今回の原油危機の要因はそもそも中国による過剰投資で、資源と原油に過剰な需要が生まれ、過剰に生産した事でした。
その結果産油国は過剰な設備投資で過剰に増産し、世界中で原油が余りまくっています。
生産調整で一斉に減らせば原油価格は上がるのだが、産油国同士の対立が妨げています。
まずアメリカとロシアの対立があり、アメリカが減産すればロシア経済が回復し、敵に利益を与えてしまいます。
次にOPEC石油輸出国機構のイスラム諸国とアメリカが対立し、OPECとロシアも競争関係にあります。
意外な影響を与えているのがイスラム国のテロと、欧米の対イスラム国の戦いです。
イスラム国はイスラム教スンニ派で、サウジアラビアもスンニ派、そして殆どのアラブ諸国も「スンニ派」となっています。
アラブ諸国がイスラム国討伐に、もうひとつ消極的な理由がこれで、「仲間」を討つのを躊躇しています。
2016年1月2日、サウジアラビアがイランの聖職者の極刑を執行するという大事件が起きました。
◆数ヶ月で一変した中東の対立勢力
イランはイスラム教「シーア派」でイスラム社会では1割の少数派で、イスラム国には厳しい姿勢を取っています。
スンニ派は経典主義で、経典さえ守っていれば良いが、シーア派は血統主義で、ムハンマドの正当な後継者を重視する。
自然サウジなどスンニ派は話し合いが多くなり、民主化や資本主義が先に進みました。
イランは血統主義なので、資本主義や民主主義を否定し、「ホメイニ革命」やイランイラク戦争を起こしました。
アメリカは資本主義で民主主義なので、イランと敵対しサウジと親密でしたが、転機になったのが「アラブの春」でした。
「アラブの春」は2010年ごろ、民主化を進めるため欧米社会が「反政府」「反イスラム教」をそそのかし、市民に暴動を起こさせた事件でした。
同じ頃アメリカは同じ手口で、ウクライナでも市民暴動を支援して、クーデターで親米政権を樹立させています。
アメリカに対して怒り心頭に達したサウジなどスンニ派諸国は、厳しい弾圧と反欧米姿勢に転換していきました。
こうしたオバマ外交の失敗によって、スンニ派=OPEC対アメリカという対立が生まれました。
テロリストを支援してサウジ政府を倒そうとしたアメリカが悪いのですが、アメリカ人は「民主主義を支援したのだから自分は正しい」と思っています。
そのアメリカはイスラム国を倒すためロシアと手を組み、ロシアは「シーア派」のシリア政府と手を組んでいます。
期せずして欧米露・シリア・イラン VS サウジ・OPEC・イスラム国という対立の構図になっているのでした。
▲オバマはあれほど嫌っていたロシアと協力し、イランと手を組んだ。
そこまでサウジアラビアが憎いらしい。
引用:http://jp.sputniknews.com/images/98/41/984198.jpg
◆アメリカの狙いはサウジアラビア破産か
特にサウジアラビアは反米主義の急先鋒でアラブの大国、アメリカとしては「今回の悪の枢軸」と見做しています。
そしてアメリカは2016年1月18日、ホメイニ革命以来行ってきたイラン制裁を解除する決定を下しました。
イランは民主主義でも資本主義でもなく、アメリカとの共通点は何も無いが、反サウジアラビアという点が一致しました。
悪玉にされたサウジは今、原油安で国家破産の危機に瀕しています。
サウジアラビアは「王」と名乗る石油成金の独裁者一族が、石油を支配して君臨しています。
独裁者で在りながら国民にも豊かな暮らしを保証し、欧米とも仲良く付き合ってきました。
湾岸戦争や対イランでもアメリカに協力する「盟友」の筈だったが、アラブの春以来険悪さを増しています。
サウジはアメリカが自国を破壊しようとしていると悟り、アメリカはサウジが思い通りにならないのに怒っている。
もはや両者の対立は戦争か、どちらかが破産するまで止まらないかも知れません。
(私の感想)
植民地主義が使えなくなったら、今度は覇権主義ですか?(#`皿´)
結局、欧米諸国の根本は変わっていません。
欧米諸国といっても、欲望に駆られて好き勝手やっているのは、一部の金持ちと政治家だけだと思いますが。
それで迷惑するのは、いつも一般庶民です(*`Д´)
日本の政治家などでも極悪人はたくさんいますが、アメリカのトップクラスの極悪人の人相とは比較になりません('A`)
悪さのレベルで完全に負けてしまいます。
例えばキッシンジャーなんかは、どこからどう見ても人間の顔には見えませんね…
醜悪過ぎて、私には悪魔にしか見えません…(ーー;)
欧米にはこんな人がゴロゴロいるのでしょうねΣ( ̄ロ ̄lll)