『たった数%だった石原慎太郎「太陽の党」の政党支持率』

さも国民的人気があるかのようにマスコミが大宣伝した(都知事を突然辞職した)石原慎太郎の国政進出(新党結成)であるが、本人の『首相を目指す』との大言壮語とは違い現実の世論調査の結果は3%程度の惨憺たる有様だった。
太陽の党は昇ったとたんに4日で沈んでいる。
世論調査では質問の仕方が『何党を支持しますか』との政党の支持率の場合と、『次回選挙時には何党に投票しますか』との投票先の政党の数値では『同じ』ではなくて、面白いことに必ず結果が違っている。
有権者の『投票する政党』(政党投票率)よりも『政党支持率』の方が6~7割程度に落ちてしまう傾向がある。
両者が違っている原因ですが、『投票』する政党では『何かやってくれそうだ』との曖昧な消極的支持を含むが、特定の『政党支持』では、より積極的な政党の主義主張や政策まで理解して行う必要があるからでしょう。
毎日新聞は17、18両日、衆院解散を受けて全国世論調査を実施。
政党名を書く衆院比例代表の投票先を聞いたところ、安倍晋三総裁の自民党がトップだったが17%で2割にも届かない低水準に留まっている。
日本維新の会の政党投票率は13%で民主党の12%と拮抗しているが、石原慎太郎の太陽の党は4%と低迷している。
政党支持率では、橋下徹の『日本維新の会』は10%で、投票する政党(政党投票率)の13%よりも3%低い。
維新に投票すると答えた人の内で、(維新が掲げる政治政策が不明なので)23%は政党としての『維新の会』を支持していない。
橋下徹の維新の会が一般大衆から人気を得ている最大要因とは、『言っていることが分かり易い』『はっきりしている』なのです。
比例投票先の数値を単純に加えると維新13%太陽の党4%なので合同した日本維新は17%で自民党と同率で並ぶ。
ところが、TPPや原発ゼロなどのスローガンや主義主張、政策が違う石原慎太郎の太陽の党との連合では政策が何処かに行ってしまう。
これでは『わかりやすい』との橋下徹の最大の売りが無くなって仕舞うので、合同は劇的に政党支持率を減らす可能性が高い。



『政策はどうでも良い』橋下徹が本音を口走る

世論調査では橋下徹と石原慎太郎の第三極勢力の『合同』の支持率は低い。
日本維新の橋下徹大阪市長と石原慎太郎前東京都知事が衆院選で連携すべきかどうかでは、『連携する必要はない』が36%、『連携すべきだ』が34%。『関心がない』も24%を占めている。
たった4日の儚すぎる命だった(政策に違いのある)太陽の党との合同について聞かれた橋下徹は『政策はどうでも良い』と口を滑らして仕舞う。
なんとも正直で素直である。
橋下徹の特徴であるが、その時々は20000%実に言っていることが『はっきりしている』し、内容的に『分かりやすい』のですよ。
だから多くの市民が支持しているのでしょう。
社会科学とか市民常識なら政党にとっての一番大事な命とは、党首の顔や名前、雰囲気でも党名でもなく普通ならその政党が掲げる政治政策だと思われている。
ところが橋下徹にとっては『政策はどうでも良い』ので、言う場所や時間が違うと政策内容が180度違っていても頓着しないで、自信満々で口から出まかせで喋っている。

『橋下徹が唯一一貫しているのは「維新は一期限り」(腰掛け)だけ』

口調や態度は『はっきりしてる』風を装っているのだが、政策内容が支離滅裂でさっぱり分からない。
確かに言葉の語尾は『○○だ』とはっきりしているので実に分かりやすいのだが、喋る言葉の内容が『思いつき』なので、その場その場で発言や主張が違っているのです。
変異の速度が速く特定のワクチンでは駆逐出来無いHIVウイルスと同じで、橋下徹は変幻自在に自分自身の主張を変化させるので、特定の政治政策を批判する政治学者では橋下を余計に叩けない。
政治原則も政策も決めていないので、幾ら叩かれても柳に風『蛙の面に小便』で橋下徹は無敵なのです。知識や常識が少しでもある者からは(知識が邪魔をして)誰にも攻撃できない。
たった一つなのですが無原則で変幻自在、融通無碍の橋下徹にも例外はある。
4年前の大阪府知事就任以来ぶれることなく一貫しているのは『一期限りで二期目は無い』だけ。
橋下徹の『一期限り』は自分自身に当てはまるばかりが、実はすべての維新議員にも当てはまる大原則である。
もちろん今回の衆議院選挙でも同じであり政治家を長く続けるから利権(既得権益)と結びつくので維新の議員は『一期限り』と言い切っているのですから潔い。
しかし現実問題として橋下徹がいうような、政治家としての任期いっぱいの4年で全てが完結する政治などは、この世に有り得ない。
一期どころか、一生かかっても完結しないのが政治なのです。
橋下徹のいっている『政治は一期限り』は子供の政治ごっこ(遊び)の話ですね。あるいは自己顕示欲による面妖な『社会に対して仕返ししたい』との悪意からのある種の愉快犯である。

『橋下徹の「子供だまし」の恫喝に屈した腑抜け朝日の屈辱の理由』

国政進出を表明した橋下徹大阪市長の出自を報道した『週刊朝日 10月26日号』(10月16日発売)は、ノンフィクション作家の佐野眞一の連載特集記事の初回のはずだった。
ところが橋下徹の常軌を逸した卑劣な攻撃に対して全面屈服。19日には早々と連載中止決定を行い河畠大四編集長や副編集長は解職、停職3カ月・社長付に降格している。無条件降伏ですね。
当初の週刊朝日編集部内の認識では、『本件記事と同内容に近い記事が既に他の月刊誌・週刊誌等に複数掲載されている。それらについては橋下氏からの特段の抗議はなく、社会問題ともなっていないと即断し、こうしたことから本件記事も許されるものと考えた』。
去年末の大阪市長選挙で『ファシズムを許すな』と自民党から共産党までの左右の支持を受けた現職の平松市長に対し、シングルイシューの『大阪都構想』を掲げて大阪府知事を辞職した橋下徹が激突する一騎打ち。
この時自民党に近い月刊誌の新潮45(11年11月号)と週刊新潮(同年11月3日号、同10日号)、週刊文春(同11月3日号)の3誌が橋下徹の出自を報道しているのです。
週刊朝日は二番煎じどころか四番煎じである。
1年前に同業他誌が行っている同じ行為なのですから週刊朝日編集部が『問題ない』と思ったとしても当然であろう。
特に前回は大阪市長選(一地方の問題)であるが、今回の場合は維新の国政選挙進出のタイミングである。
多くの有権者に対して政党党首の出自を含め良いことだけでなく悪いことも例外なく包み隠さず報道するのはマスコミの当然の使命の筈なのです。
政党党首とは弱小政党でも全て首相を目指しているのですから『出自が明らかでない』などはあってはならない。出自報道の自粛などは国家としての致命的な弱点になりかねない。
自国の国益に少しでもプラスになると判断すれば我が国のマスコミが自粛しても外国の機関が必ず行うか『交渉カード』として使うので橋下徹が自分勝手に出自を秘密にしていることは日本国の国益を損ねる。
政党党首とは、議員や市長以上の公人中の公人であり本来私人としてのプライバシーは存在しない。
市長選当時なら多少は問題だが、国政進出時に報道した週刊朝日は少しも間違っていなかった。

『部落解放同盟の恫喝法案に悪乗りした姑息な橋下徹』

では何故間違っていなかったにも拘らず、屈辱的な無除権降伏を朝日側は行ったのだろうか。
<週刊朝日連載問題>「失敗」の背景 朝日新聞第三者委の見解からと題する毎日新聞 11月17日(土)記事では、真相が露骨に書かれている。
『法規制、生じかねない出自報道』との小見出しで、『今年9月に入って、昨秋に新潮社や文芸春秋が雑誌で報道した時とは異なる政治状況が生まれた。9月19日、政府は、差別表現を規制する人権委員会設置法案などを閣議決定(11月9日に衆院提出)。』されていたのです。
成立すれば一連の記事を掲載した出版社は、人権委員会の調査対象になり得る。朝日はこの『人権委員会設置法案』に震え上がったのです。


<転載終了>


どうも口先だけで、国民を騙しているとしか思えない、橋下さん( ̄▽ ̄;)
やはり、弁護士という職業柄、
聞いている人達に対して、ご自分の主張を良く印象付けるのが、お得意なようです(゜ロ゜;

日本人は「弁論」に対して弱いですから、
彼の明快な説明に騙され易いと言えます。
また、弁護士というのは、そういった訓練を積んでいるプロなんです。弁護士で培った知恵を悪利用すれば、一般人を騙すのなんか簡単ですヽ(`Д´)ノ

彼のこういった態度は、
真面目に世のため、人のために尽くしている良い弁護士さん達に対して失礼ですヾ(。`Д´。)ノ

お人好しの日本人よ!
この愚かな人間が立ち上げた政党を支持してはいけない!!\(*`∧´)/
同じ間違いを繰り返さないで下さいヾ(▼ヘ▼;)