噴煙を上げる火山の火口になにやら巨大な葉巻型の物体が落下していく姿が映されていた。

どうやら映像はメキシコのテレビ局・テレビサ(Televisa)が放送したもののようで、
現地時間の10月25日に「ポポカテペトル山」の噴火の状況を観測するため、火山に近い丘に設置されていたテレビ局のモニターカメラに偶然映された映像であった。
ポポカテペトル山はメキシコシティーの南東80キロにあるブエブラ州の活火山である。




司会者
ポポカテペトル山は幾日か静かでしたが、昨日の午後(10月25日)強い噴火が確認されました。そこで、別の噴火で、私では説明できない何か、何と説明したらいいでしょう ・・・・・ 一緒に見てみましょう。何かが落ちてきています、クレーターに何かが落下しています。

これはテレビサ(スペイン語圏最大のテレビ局)の設置していたカメラで撮影した画像です。ポポカテペトル火山に非常に近い丘の上にあります。

レポーター
専門家に聞くと、これは長く、幅200メートル、長さ1キロの物体であることが分かりました。どこから来たものだと評価できるでしょうか?  飛行機以上の速度です。こうです。近くでよく見てください。この円筒形の本体は、側面の影の部分に比べると異常なほどに明るく見えます。

我々は国際天文学連合、およびメキシコ国立自治大学 (UNAM) の天文学者とメンバーにこの奇妙な物体の見解とビデオ調査を依頼しました。

マルガリータ・ロサード(国際天文学連合)
興味深い事実ですね。壮観ではありますね。
時に何かが、落ちてくることの原因は自然界には様々あります。何かが上ってくることも。

レポーター
博士は、白熱し放射された物質が火山から放出された後に、再び戻ったもののようには見えないと結論を下しました。映り出されている未確認飛行物体が隕石である可能性はあり得ますが、カメラに付属している録音機が 、隕石を示す音や爆発を捕らえていなかったことを彼女は指摘しています。
動く物体は大きな光で一本の道をつくっています。同じような状況や可能性があるとすれば隕石ですが、典型的な火の玉の外観の欠如、およびガスと残骸に伴う道は、隕石である可能性を除外するように見えます。

マルガリータ
しかしながら、それがコマ撮りカメラによって捕らえられたので、ビデオ中で示されるものとは物体の真実の外観が恐らく異なることに注目することは重要です。また、 テレビサによって作られた仮定は、この物体が火山に飛び込んだということですが、それが実際にそうか、物体が火山の後ろに 落下したのかどうかは判断することができません。

一方の片側には明確なエッジ(ライン)と光る境界線、そしてさまざまな色が見えます。その点を考えると、火山ガスと大気の相互作用だとは言い切れません。想像してみてください。(映っている物体は)1キロメートルで、200メートル幅の葉巻型の円筒形です。広い通り2つ分はあ るのです。

物体(UFO)はその右側に非常に暗い影を持っています。また、ピクセル変化は物体のまわりで顕著です。これらの点を考えると、飛行物体はコンピュータで生成 されたいたずら、あるいはオリジナルビデオの単純な異常のいずれかではないでしょうか。しかし、科学的に断定することは難しいように思われます。大変興味深い現象ではあります。しかし我々は注意深くあらねばなりません。それには確認が必要です。

レポーター
以上、サラメンデスでした。

司会者
はい。では、スローモーションカメラを見ましょう。これは、永久用に設置されているカメラです。