私たちがディアオユー(釣魚)島(尖閣諸島)を失いそうだと知った今、中国の歴史書にもはっきりと中国固有の領土と記されてきた土地を失いそうなことに対し、攻撃された感じと不安がとまらない。

しかし、領土問題は政府同士が交渉すべきビジネスだから、政府間交渉に任せるべきで、国民がデモすべきことではないだろう。
私にもっとも衝撃を与えたのは、人々が愛国心を表すそのやり方である。
日本の店舗やレストランを暴力的に破壊するそのやり方である。
私には、信じられず、恥ずかしく、憤慨すべき、悲しい事態だった。

そして気がついた。
国を愛するように教えられては来たが、いかにいい方法で愛すべきかは全然教えられてこなかったと。
デモ自体が悪いと言っているのではない。デモを悪用し、ばかげた振る舞いに転嫁することが悪いのだ。

中国では、愛国教育には事欠かない。70年代、80年代生まれの私たちには多すぎるくらいだった。
小学校に入り、教わる歌は愛国歌ばかりである。
「母国への頌歌」、「共産党なしには新中国はなかった」、「太陽は紅く、毛主席は最愛の人」などである。

学校で見る映画は、革命映画ばかりである。その中で悪者は、哀れであほで邪悪な、いつも日本人か地主である。
ヒーローは、赤軍兵士、共産党メンバー、農民、労働者同胞となる。
こういった独善的な刷り込みは大学までも続くので、大学の必修授業である、マルクス・レーニン主義のイデオロギーと共産党の主義・政策を教える「政治講義」を私はさぼったほどだ。

こういったものが多く教えられる一方で、市民としての権利をいかに要求し、使うかといったことは一切教えられてこなかった。
前向きな姿勢で、合理的・平和的・合法的なやり方で、いかに価値や力を獲得すべきかも教えられていない。
我慢して、交渉して、妥協する方法についても教えられない。
他人の利益を尊重することも教えられていない。
教えられたのはただただ「敵を倒せ!」ということだけだ。

http://kinbricksnow.com/archives/51811809.html
http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news/1348398854/
(転載終了)


これを書いたのは、
中国人でも大学まで進学した、比較的高学歴の方のようですが…
大学まで共産主義の刷り込みをするなんて、
酷い教育をするものですね( ̄□ ̄;)!!

最後の一段落なんかは、
「魂の叫び」のような悲痛なものを感じます(ノω・、)

「人として大事なこと」や、
「国際社会の一員として大事なこと」は、全く教えられていない…
それらのことは、日本でも充分とは言えませんが…(^▽^;)
とにかく、中共の悪行は、取り上げたら切りがないです(;´Д`)ノ