早いもので手術から丸2年が過ぎました。

 

2017年5月6日退院

そもそも入院と認めていないクリニックなので退院も何もないのだが、前日の夕方から2時間ほどで『皮下乳腺全摘出手術・センチネルリンパ節生検及び同時再建術』と病気でない左胸の底上げ『豊胸手術』が終わり、数時間おきに様子を見ながらはずせる管が徐々に減り、ギュウギュウに巻き付けられていたバンデージが緩められていき朝を迎えた。朝食を摂った後はもう帰って良いとの事でクリニックを出た。(前回までのくだり)

 

横になっている間は到底苦しくてタクシー確定だと思っていたのだが、起き上がってからは『起きて歩くことでどこも痛くも苦しくもない。それなら、下手にお喋りなドライバーに当たって1時間も話に付き合う方が酷。GWだけど混む前の早いうちに電車で座って帰りたい』と思い、さっさと帰ることにした。

 

想像通り、GW中の朝8時位の電車は空いていて、地下鉄も、渋谷で乗り継ぎの私鉄も座って帰ることができた。途中発車直前で思わず手術した方の肩に荷物を掛けて駆け込み乗車をして『あ、手術後だった。腕を使わないようにしないと』と自分で嗜めるほど全くなんともなかった。

 

それから無事、母の待つ自室マンションに帰り、電車で帰ったことを素直に言って怒られるというか呆れられるが、過ぎたことを言っても仕方がないだろう。それに金銭にシビアに育てたのは紛れもなく母だ。それからずっと座椅子にもたれ掛かる程度にパソコンをしたりお茶を飲んだりしていて、また母が心配を繰り返す。

 

家の近くに住む美容師の友達に『いつでもいいから空いている時間にシャンプーしてくれないない?』と連絡を取ったところ、予測は夕方前か夜営業後かと思っていたのに『じゃあ今から。シャンプーしてランチ行こうよ♪』と返事が。『いや、一応安静にって言われてるんだけど…』と返すも『じゃあ安静にランチしよう』と断れそうもないので受け入れることになった。

 

結果として、頭もスッキリして近くでハンバーガーを食べ、その友達が”退院祝い”と奢ってくれて、歩くことと食べること程度は何ともなく、夕方前に友達は仕事に戻り、私は自室に帰った。

 

それから満腹感と午後の気だるさもあったので少し昼寝をすることにした。どのくらいだったのか、その間母はずっといたのかも覚えていないが、目が覚めて初めて不都合が生じた。起き上がろうと思うと痛いというか力が入らない。母が『手を引っ張ってあげようか』というが、いや、手術した方の腕を引っ張っちゃダメでしょ、ということで、ゴロゴロしながら何とかうつ伏せになり、それから左手を付いて起き上がる、という具合。

 

夜は問題ない下半身だけシャワーを浴びて、顔を洗って寝た。

 

 

↓経過のブログがまたいつになるか分からないので、この間に手術をされる方はルミンAが回復を早めてくれると実感したのでお勧め。