手術からの後をブログになかなかできずに7月になりました。

正式に乳がん宣告を、ただ独りで聞いてから2年になります。

 

乳がんで間違いないであろうと悶々としつつも普通に過ごしていた6月、

宣告されて即、抗がん剤治療を勧められて受け入れられず、

いずれにしても治療するつもりがなかった私。

その時の主治医になんとか力を振り絞って

『このままいくとあとどのくらい生きられるのですか』と聞くと

『2~3年でしょう。でもその間に肺に転移すれば息をするのも苦しくなるし

骨に転移すればもの凄く痛いです。』と怒りを押し殺すように呆れて言われた。

この言い草に、この先生には私の気持ちは分からないであろうと放棄することになった。

 

補佐の看護士さんは親身に聞いてくれ、

『私たちは治療を強制することはできないですし、

実際に治療をしなかった方が何人かいらっしゃいました。』

と、先生に仲介して話してくれたが、先生は≪病気≫⇒≪治療≫の公式しかないのだろう。

その言い方だけでも考えが変わったかもしれないが、その能力は持ち合わせていなかった。

 

そんな中、死に至るまで思ったより長い2~3年の間に何が起こるのかを知りたかった。

これを語る人はなかなかいないし目にすることはない。

ネット検索で見つけた無治療のmikaさんのブログと画像。

衝撃的だった。誰も教えてくれない真実があった。

そして初めて『死ぬのも簡単じゃない』と思い、

ドラマやドキュメンタリーで見る、やせ細って寝たきりになって死んでいく癌患者、

になる前に起こる乳がん独特の経緯。それは私はやり過ごせそうもないと思った。

http://www.el-aura.com/mika_y20180701/

しかしもし、あの時放置して通院拒否して過ごしていたら、

私は今頃最期の時を待っているか、もう他界していたかもしれない時期になっている。

生きてて良かった?

そんな風に思う事は少ない日常ではあるが、

簡単に死ぬことも出来ない事を悟って受け入れた標準治療。

手術して1年少々。

今でも胸の違和感と、ストレスを感じると”癌があったところ”が痛むし、

少しマシになったけれどリンパ浮腫という後遺症。

気が付けばゆるめになっても糖質制限を続けていたのに増えていた体重に焦り

置き換えダイエットスープと休日のジョギングで減量中という今日この頃。

生きてて良かったと心から思える日は来るのかどうか…(笑)