ゼローダ(経口抗がん剤)になってから2~3ヶ月で驚くほどの癌が縮小し、
予定より早く手術して貰えるのではないかと期待していたが、
副作用が問題なければ全クールしましょうと言われガッカリはしたが、
無事6クール(3週間服用後1週間休薬を6セット)が遂に終わった。
そして通院日についに先生が手術の話を始めた。
癌が小さくなってから、早く終わりにしたいという思いと、
いざ小さくなってくると手術をしないで済まないのかとも考えるようになっていた。
一度先生に今後の展望を聞いたことがあったが、
明確な選択肢は与えて貰えなかったものの、
切らないで様子を見るというような事も言っていた。
癌だったところを置いておいて生活するのも不安だという思いと、
切らずに済むなら手術はやはりしたくない。
しかし、5クール目の後頃に手術の予約をしておきましょう、と
手術以外の選択肢はなかった。
一旦待合で待っていると通りすがりの検査担当の先生が突然
『痛くない方がいいよね』と言うので驚いて
『は、はい…』(痛い方がいいという人はいないだろう)と答えた。
それから手術日を手配する段階になって、
麻酔科医と執刀医の取れる日が5月下旬と言われ、
いや、以前手術日を押さえとかないとと5月15日で調整すると言っていたはず、
しかし下旬しか空いてない?また【この病院大丈夫?】の案件だ。
結局5月25日なら麻酔医と執刀医の都合がつくのでこの日にしましょう、
と一旦承諾したのだが、他の看護士だったかと話をしていた時に、
全身麻酔以外で方法があればもっと早く出来ないかとお願いしてみた。
約2週間仕事を休む前提で、やはり暇な時期に休んで復帰したいという気持ちから、
GW直後から24日まではだいたい暇になるので、
その時期に終わらせてしまいたいという都合だった。
そうすると急遽5月5日なら大丈夫ととんとん拍子に話は進んで行った。