家族。

ミチルが現在も家族に感謝しているコトは、強迫性障害を病気として正しく認めてくれているコトです。

「今は、病気だから出来ないの。ミチルが元気になったら出来るから…。」

このコトバに、ミチルがどれだけ慰められ、勇気づけられたコトでしょう。

ミチルは何か行動すれば、強迫観念が生まれ強迫行動を起こしてしまうので、それを回避するため…

「何もしたくない」

と、いう感情が生まれてしまいます。

それだけでなく…

「ミチルは何てナマケモノなんだろう…」

「何かしなくちゃ！！」

などと、ミチル自身を責めてしまいます。

だから、「今は、病気だから出来ないの。ミチルが元気になったら出来るから…。」というコトバは本当に心の安定剤です。

だから言ってあげて下さい。

今だけ(病気の間だけ)出来ないというコト。

そして、元気になれば元のように出来るようになるというコト。

必ず治る病気だというコト。

強迫性障害のあなたも必要で大切な人間であるというコト。

ぜひ、何度も何度も言ってあげて下さい。

自信をすっかりなくしているトキは、何度も同じ考えで行き詰まってしまうかもしれません。

根気よく寄り添ってあげて下さい。