ミチル自身が一番始めに覚えているのは

「手をよく洗う」

コトでした。

家族に

「水道代もったいない~。」

「ミチルはアライグマだね。」

そう、まだスローペースな個性のある範囲だったのです。

そして、その時点ではミチルも何とも思っていませんでした。

しかし、それがその内…

「(人より)長い時間洗わなくては汚い」

…という強迫観念になり、洗うという強迫行動に移りました。

強迫性障害は「強迫観念」と「強迫行動」から成り立っていると定義されています。

つまり、片方が欠ければ(なければ)強迫性障害ではない
…というコトです。

まだスローペースな個性の範囲の時点で、軽く強迫観念と強迫行動が生じたトキに「強迫性障害」だと気が付けていたら…。と今でもフッと考えてしまうコトがあります。

ミチルは気が付くのが遅かったので、一番悪くなったトキはトイレの後の手洗いで…足から腕から顔から…ミチル自身がキレイにするプログラムを立てて(これを儀式と書かれている本が多いデス)4時間半近く、真冬の洗面所で洗っていました。

この話はまた追々に。

しかも、一番悪くなったトキは通院し出して2年半近く経ったトキです。

つまり、通院する=一直線に良くなっていくとは限らないというコトです。

もちろん、一直線に良くなっていくケースもあると思います。

だから、多少の波が来ても諦めないで通院を続けて下さい。

でも、通院しても悪くなったと聞いて、早く通院するべきだな。と思ったあなたはとても賢いですね。

ミチルと同じ失敗をしないで下さい。