森派パーティーに出る | 「新・ノアの方舟」始末記

森派パーティーに出る


北原が2月下旬、日本到着、3月1日、赤木参院監事長と
村田総務局長に初めて面会して早くも2カ月弱が過ぎた。

4月21日、小坂議員が安部幹事長に会う予定になっていたので、
北原は11時、サンパウロから応援に駆け付けた原田ルイスと
参議院議員会館の小坂事務所で世界緑化協会の山野理事と合流して
いつ呼び出しがあってもいいように待機した。

結局、この日、小坂議員は安部幹事長には会えなかった。

この夜、北原は赤坂プリンスホテルで開催される森派の
清和政策研究会フオーラム「誇りある国、日本を創る」
(パーティ券2万円)に山野理事、ルイスと出席した。

世界緑化議員連盟のパーティー券を割り当てられていた
山野理事からルイスと2枚分購入したのだった。

さすが総裁派閥だけあって100m×40mの同ホテル五色の間の
広いサロンには、身動きも出来ない人、人、人(翌日の新聞発表4300人)。
この日、同時刻、橋本派のパーティも開かれたようで自民党幹部や
公明党の幹部も掛け持ちで大忙しだった。

 パーティ席上で村田総務局長、杉井正見議員、小嶋議員らに挨拶した。

小嶋議員は、「貴方が例の人ですか」とビックリした様子で
北原の顔をマジマジと見つめた。

自民党内で結構話題になっていることが伺われた。

杉井議員は「昨日の選対会議は、貴方を公認するかどうかで
大激論が交わされたんだよ。僕は、公認すべしと押したんだがね」と
昨日の会議の一端を北原に話した。

 杉井議員が安部幹事長に紹介してくれることになっていたが、
安部幹事長がそのパーティに顔を見せたのが8時前の閉会前だったこともあり
杉井議員は、その前に用件があって帰った。

安部幹事長はさすが人気者で回りをおばちゃまたちが大勢取り囲み近付く
ことも不可能という有り様であった。

 北原たちは閉会後何か残っているかとテーブル上のお皿を見たが
何にも食べ物は残っておらずガックリした。