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以下のニュースに書かれてある「脳内デフォルトモードネットワーク」と瞑想の関係については、来年5月に沖縄で開催される「ラエリアン弥勒菩薩セミナー」にて講演予定です。
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瞑想はどうして脳に有益なのか?
How Meditation Benefits The Brain
(ラエルサイエンス英語版11月23日配信分)
Source: http://www.medicalnewstoday.com/articles/238093.php
エール大学の研究者らによって行われた新しい脳の画像検査は、瞑想を定期的に行う人々は不安感や
統合失調症や他の精神障害に関係する脳領域のスイッチを切ることができることを明らかにしました。
ベテランの瞑想者の脳は、自己中心的な考えに大きく関係しているデフォルト・モード・ネットワークという脳領域における活動が低いことを示したようです。
利己的な考えを観察したり、抑制したり、無視することで、瞑想をする人々は、より現在中心的な新しいデフォルト・モード・ネットワークを発達させていることを研究者らは示唆しています。
この研究は今週、ナショナルアカデミー・オブサイエンスのネット会報に発表される予定です。
瞑想は、禁煙から癌まで、さらには乾癬予防まで、いろいろな健康問題の対処法として役立っています。
エール大学、精神医学の助教授Judson A. Brewer とその同僚は、fMRI を使って瞑想の初心者とベテランの脳を観察しました。被験者らは3つの異なるタイプの瞑想を行いました。
瞑想のタイプにかかわらず、瞑想のベテランたちは、脳のデフォルト・モードの領域のスイッチを切ることができるようでした。
デフォルト・モード・ネットワークは、不注意や注意欠落多動性障害や不安感などと関係がある脳領域で、主にmedial prefrontal cortex、posterior cingulate cortex の部位から成ります。またその脳領域は、アルツハイマー病のベータアミロイドの沈着とも関係があります。
またベテランの瞑想者では、脳のデフォルト・モードが活性化しているとき、自己観察や認知コントロールをする脳の他の領域が同時に活性化していました。これは瞑想の初心者では見られないことでした。
これは絶えず心の脱線や利己的考えを監視し、それらを抑制するベテランの瞑想者の良い結果なのでしょう。心の脱線や利己的な考えは、それが極端な場合、自閉症や統合失調症と関係します。
fMRIの検査で、ベテランの瞑想者においては、瞑想中とただ休んでいる時(もしくは特に何かするよう言われてない時)とでは、脳の活動性は同じでした。
おそらくベテランの瞑想者は自己中心より現在中心的に新しいデフォルト・モードを発達させている、と研究者らは結論しています。
瞑想は何千年もの間、哲学的で沈思する最も重要な習慣でした。瞑想は今という瞬間を大切にすることを助けてくれる、とBrewer は論文の中で語っています。
また複数の研究は、瞑想は幸せの増加につながることを証明しています。
「逆に言えば、いろんな形の精神病の特徴は、自分特有の考えに没頭することであり、瞑想が作用しそうな状態なのです。」
この研究は、この過程を実証する神経メカニズムの秘密を明かしたようです。これらの秘密をもっと理解することは、多くの病気の研究に役立つでしょうとBrewer は述べています。