■たった1週間の睡眠不足で男らしさが1割減!?

『アメリカ医学協会誌』で発表された研究によれば、健康な若い男性が1週間睡眠不足になると、テストステロンレベルが最大15%下がることが分かりました。

研究者らは、テストステロンの低下は男性の健康面や性的な振舞いに悪影響を及ぼすと述べています。

たとえば、エネルギーや性欲が減退し、集中力が落ちて疲れを感じやすくなります。テストステロンは筋肉や骨密度にとっても重要で、40代以降の男性だと年に1~2%ずつ自然に減少します。

研究では10人の健康な若い男性について、最初の1週間は通常の睡眠時間、次の1週間は睡眠不足の状態でテストステロンレベルを比較しました。

最初の1週間、被験者らは毎晩8時間自宅で睡眠をとりました。その後、研究室で、10時間睡眠を3日間、5時間睡眠を8日間という生活を送りました。

その結果、被験者らは1週間の睡眠不足でテストステロンレベルが10~15%低下するとともに、精力も減退したのです。