皆さんこんにちは!今日は、人間の感情の変化が化学物質レベルで脳内神経に影響を与え、薬の効果にまで影響を与えることが解ったという最新科学ニュースをご紹介します。

否定的な感情を抑え、幸せな感情だけを生み出すようにするための科学的瞑想技法を、非営利団体ラエリアンムーブメントでは30年前から指導しております。私も18年前から毎日欠かさずその瞑想に励んでおりますが、昔と比べると別人のように考え・感情が変わって、毎日幸せ一杯です。この瞑想にご興味のある方は、是非ご連絡お待ちしております。セミナーは無料でご参加できます。それでは以下の記事をご覧下さいませ

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実際に「薬の効果」はあなたの「気持ち次第」でかわる!?

◎薬の効果は、患者のその薬に対する予想に左右されるようです。

◎新しい研究によっては、あなたの鎮痛剤への期待が、その薬がどれくらいよく効くかに影響するが明らかになりました。

◎患者が薬の効果を期待するとき鎮痛剤の効果が高まり、期待しないときはほとんど効果がなくなることを、この実験結果は示しました。

◎鎮痛剤への期待は、その効果を倍増させました。

◎また、どのような期待をもつかで活性化する脳領域が異なることも確認しました。

◎この結果は、患者のケアと新薬の臨床試験に重要な影響をもつかもしれません。

◎イギリスのオックスフォード大学の脳の機能的磁気共鳴画像(fMRI)センターの教授のアイリーン・トレーシー(Irene Tracey)氏らが、Science Translational Medicine誌に16日付で発表しました。

◎「医師は、患者の否定的予想による薬の効果への重要な影響を過小評価するべきではありません」とトレーシー氏は語っています。

◎そして「臨床医は、どんな種類の治療でも、患者の期待のパワーを認識している必要である」と言います。

◎この研究では、健康な22人の被験者の脚に熱源を当てて、痛みの程度を1~100のスケールで報告するように依頼しました。秘かに鎮痛剤を投与できるように、患者に静脈への点滴装置を付けてもらいました。

◎最初の痛みレベルは平均66でした。

◎被験者には知らせることなく強力な鎮痛剤を投与すると、痛みレベルは平均55に低下しました。

◎次いで、被験者に鎮痛剤が投与されていると告げると、痛みレベルは平均39まで低下しました。

◎さらに、鎮痛剤の投与はそのままで、鎮痛剤の投与を止めたと告げると、痛みのレベルは平均64まで上昇しました。

◎この実験で使用した鎮痛剤はレミフェンタニルと呼ばれる合成麻薬性鎮痛薬で、主に手術の際に使用される強力な鎮痛薬です。

◎被験者は、この鎮痛剤を投与されていた時と、鎮痛剤を全く投与されていなかった時で、ほぼ同レベルの痛みを報告しました。

◎「この結果には驚きました」とトレーシー氏は語っています。レミフェンタニルは最も効果のある鎮痛剤の一つですが、脳の影響は、この効果を大きく増加させるか、または完全に取りさることができます。

◎この研究は、短時間の痛みを経験した健康な人々を対象に行われました。

◎「何年間も多くの鎮痛剤を試してきたが効果がなかった慢性の痛みをもつ人々は、多くの否定的な経験を積み重ねているでしょう。これが、将来の治療の効果に影響するかもしれません」とトレーシー氏は言います。

◎この研究では、実験中の脳の活動をfMRIで観察して、この効果に関連する脳領域を示しました。

◎治療効果への肯定的な期待は、合理的な認知機能と報酬予期にかかわる「前帯状皮質」と、運動とバランスに重要な役割を果す「線条体」の活性化を伴いました。

◎一方、痛みは続くだろうという否定的な予想は、海馬と中央帯状回皮質と内側前頭皮質の活動の増加につながりました。これらの脳領域は気分と不安を調停することが知られています。

◎「この研究結果は、薬の有効性を測定するために行われる臨床試験に関する懸念を高める」とこの研究者は述べています。

◎「この結果は偽薬治療における大きい内面的個人差を示しており、偽薬の有効性に関する知識を毎日の医療行為に組み込むべき時だと示している」と言います。