16~19歳の36%がセックスに無関心 ~ 厚労省研究班


セックスをすることに関心がない、または嫌いという若い男性が2年間で倍増していることが12日、厚生労働省研究班の調査で分かった。性交渉のない既婚者も増加傾向で約4割に達し、研究班の北村邦夫家族計画研究センター所長は「少子化の背景としてセックスレスの問題は重要」と話している。


 この調査は性に関する意識や行動をテーマに、2年ごとに実施。昨年9月、無作為に抽出した16~49歳の男女3000人を対象に調査票を配布、1540人から回答を得た。

性交渉をすることに「とても」または「ある程度」関心がある人は、男性81.4%、女性49.0%で、ともに2008年の前回調査より低下した。

「関心がない」もしくは「嫌悪している」と回答したのは、男性17.7%、女性48.4%。特に16~19歳男性では36.1%(前回17.5%)、20~24歳男性では21.5%(同11.8%)と2年でほぼ倍増していた。

結婚している人のうち、1カ月間性交渉をしなかったという人は40.8%。04年調査から31.9%、34.6%、36.5%と増加している。主な理由は、男性は「仕事で疲れている」「出産後何となく」、女性は「面倒くさい」「出産後何となく」の順だった。

---------------------------------------------------