記録編ということで少し細かい話になると思いますが、今後の参考のためにも書いておきます。
では早速行きましょう。
まず前半の50kmです。ペースはこんな感じでした。
今回、ペースはキロ6分半を目安にしていましたので若干早いペースに感じるかも知れませんが。
スタートから5kmくらいはずっと下り。
そして忍野~山中湖も少し下り基調。
最後に5km登りましてスタート地点に戻ってきます。(38km地点)
ですので逆に上り坂区間の35kmから40kmではペースがキロ6分50秒と遅くなっています。
50kmトータルで計算してみましたら、平均キロ6分21秒とちょうど良いペースでした。
では、後半に行きます。
こんな感じです。
~60kmの間が少し遅いのは、「足和田出張所(56.4km)」で、着替えをしたり温かい飲み物を飲んだりしていた分と、55km~から上り坂が始まったからです。
ペース的はそんなに悪くありませんでした。
ただ、日記編でも書きましたが、63kmの「西湖野鳥の森公園」の吉田うどんエイドから、また同じエイドに戻ってくる間(77.7km地点14km)が色々と辛い道のりでした。
この内容につきましては最後に詳しく書きたいと思います。
77.7kmに戻ってきますと、上の図でも分かりると思いますがその後15km程は下り基調です。
下のようにだんだんとペースも回復して行きました。(81km、86kmはエイド休憩で遅くなっています)
1つポイントなのは、85km地点です。キロ5分45秒ちょっとびっくりしますが、ここは西湖から河口湖へ下りてきます長い坂道と急坂を含んでいる部分です。
坂道は少しスピードを出しましたが、急坂部分。
一昨年ここで速度を落とさずに走り切りまして腰を痛めてしまいましたので(走っているうちに治りましたが)、今年は急坂の後半からエイドまではあえて歩きました。
無事に下り坂クリアでした。
あと、最後の91kmから98kmまではずっと上りです。
キロ9分位と、歩いたほうが早いのでは?というペースでしたが一生懸命腕を振りまして一応走っている恰好はしましてゴールでした。
では、話を少し戻します。
63km吉田うどんエイドからの14kmの区間の話です。
エイドを出発して少ししますと、右足の甲に少し違和感を感じました。
右足の甲の痛み。実は昨年のウルトラマラソン71kmを走った時にも出た症状でして、そのおかげで後半はとても辛い思いをしました。
完走後も2,3日足の甲の痛みで走れない程でした。
今回はまだ普通に走れるのですが、痛みに変わる前に対処をしようと思いましてシューズの紐の結び方を試行錯誤しながら走りました。
まず、甲の上の紐を上に引っ張りますと明らかに違和感が消えました。
やっぱり紐がきついのかな・・・。
スタート前にも気を使って紐を緩めに結んだのですが、根本的な解決にはなっていない様子。
解決策が見つからないまま、何度か紐を調整しながら走っていました。
フルマラソンを走って足の甲が痛くなったことはありませんので、きっと長い距離を走って前傾姿勢が壊れた時の足の出し方が何か悪いんだろうなぁってなどと色々考えますがどうにもできません。
そしてふと今まで、紐の結び方で試していなかった方法を思いつきました。
シューズの足首の方にあります2つの穴の結び方です。
今回あえてすこし大きめのシューズを選びましたので、しっかりと「ヒールロック」とか「レースロック」とかって結び方をしていたのですがそれを右足はやめてみました。
流石に全部外しましたらシューズがぶかぶかでしたので、下の穴だけ通して結んでみました。写真の下の方。甲に違和感を感じました右足だけです。
そうしましたら、なんと、右足の甲の違和感がなくなりました。
本当にちょっとした違いなんですけどね。
あと一応、昨年調べて分かったワンポイントなのですが、靴紐は上から下に通しますとしっかり固定されるので短距離のスピード大会向け、下から上に通せば自動的に紐が緩んで調整されるので長距離向けなんですって。
もちろん今回は最初から下から上に結んでいます。
ひとまずこれでひと安心で先に進めます。
ちなみに、日記編で使いましたこちらの写真は「皆さんが坂道を頑張って走っている」の図なのですが、私的には「邪魔にならないように脇にそれてシューズの紐を直す」の図でした。
一応、別の事で私の足の甲が痛くなる理由が少し詳しく分かった気がしますのでまた後述します。
さて、しばらくは坂道の疲れも引きずりながらキロ7分半くらいのペースで淡々と進みます。
そうしてしばらくしましたらまた好ましくない兆候がひとつ出てきました。
それは・・・「右足の痺(しび)れ」。
もちろんまだ普通に走れるのですが、この痺れも経験上このままですと膝の痛みに変わることが分かっています。
昨年の富士山マラソン(こちらは42.195kmのフルマラソンの方です)に出場しました際に、途中から膝が痛くなりまして必至で変な汗をかきながらゴールした思い出があります。
この時も始まりは足の痺れでした。
このままではまた走れなくなる。
少し緊張が走ります。
実は、富士山マラソン後に、足の痺れの対策としまして、私は左の股関節が内側に入るクセがあったようですので、股関節を柔らかくするストレッチを多くしたり、ガニ股くらいを意識した足運びを心掛けたりしました。
そのおかげか2月の東京マラソンでは足の痺れや痛みが出ずに無事に完走が出来たんですよね。
ですが、また出てきてしまいました足の痺れ。
まだ何かクセが残っているという事でしょう。
きっと70kmくらいを走らないと顔を出さないしぶとい相手になってはいるんでしょうけどね。
まぁ、しかし出て来てしまったのは放っておく訳にも行きません。
このままでは膝が痛くなってしまって、「ケガをせずに完走する」。という目標が達成できずに終わってしまいます。
そこで、また試行錯誤してみました。
取り敢えず速度を落としてみます。・・・違和感は消えません。
さらにほぼ歩きのペースくらいまで落としてみます。ですが根本的な解決にはならない感じ。
止まって休んでもいいのですが、それで回復したからと言っても同じことの繰り返しです。
そこで、まずやりました事が、「ガニ股で歩く」です。
これが、なかなかいい感じで違和感がなくなります。
やっぱり足のステップに問題ありなんでしょう。
そして歩きながら色々考えます。
このまま歩いている訳にも行きません。
ですが走り始めるとまた違和感を感じます。
そこで、ガニ股で歩いている時に地面に接している部分を意識したまま足を縦に着地するというのをやってみました。
・・・意味わかりませんよね。
少し話が変わります。
年度末に子供の小学生の学習発表会を観に行った時の事ですが、「スリッパ」を履いた時に少し違和感を感じました。
こちらの「スリッパ」です。
わざわざ再現してみました。w
少し大げさ目に左斜めに足を傾けていますが、私が体育館で自分のスリッパを見てみますと右足だけ、スリッパが左側に潰れていたんです。
これはきっと体重移動の癖だろうなって思いまして意識してまっすぐにスリッパを履いてみました。
はい。よく出来ました。
ですが、スリッパが小さい事もありましてなかなかこれが難しいのです。
まっすぐに履くためには、専門用語?で言いますと、母指球に体重を乗せて踵をまっすぐな位置に下ろしてキープする感じですかね。
もう、こういうのは言葉では伝えられないと思いますのでこれくらいにしておきます。
歩きながらそんなことも思い出しまして、このスリッパを真っ直ぐ履くというイメージとガニ股時に着地している部分を意識してステップを踏むというのをやってみたんです。
最初のうちは普段伸ばしていない部分のストレッチをしている感じで痛みも感じるぐらいでしたが、これがきっと良いステップだと言い聞かせて続けてみました。
そして、そのまま、前傾姿勢にしてスピードをあげてましたが、なんかいい感じ。
足の甲の痛みもありません。
実は足の甲の痛みも、足が斜めになって紐に圧迫されていたのではないかって感じました。
その後も足の甲も膝も全く違和感無しでした。
そして、無事にゴールです。
そんな感じで、辛い14kmの物語は終わりです。
それなりに色々ありました。
私自身まだ試行錯誤ですし、ここに書いている事も今後うまく行かないかもしれませんし、また私だけ当てはまる内容かもしれません。
ですが、ウルトラマラソンに挑戦されている方に何らかの参考になればと思って書かせて頂きました。
これから、柴又100kやサロマに出られる方。是非、頑張って下さいね。
応援してます。
では、また。