皆さんいかがお過ごしですか?Karinです。

 

次男が生まれて早くも4か月が過ぎました。時は何て早く過ぎてしまうのでしょう。日々成長を見れるのがとてもうれしい反面、生まれたばかりのあの新生児期という時期がもう遠い昔のことに思えるのがとても寂しくもあります。次男は3か月とちょっとで寝返りを覚え、もう動きたくて仕方がないのがとてもよく伝わってきます。1歳半でやっと歩き始めたのんびり屋さんの長男とは全く違うので驚いてしまいます。そろそろ口に入りそうな細かいものをしっかり片付けなければいけませんね。

 

さて今日のテーマは赤ちゃんの頭のゆがみについてです。皆さんお子さんの頭の形を気にされたことはありますか?赤ちゃんの頭と言うのは脳の成長のため柔らかい状態になっているというのは大体の人が知っていることだと思います。しかしそれゆえ、胎内の赤ちゃんの姿勢や出産のときの状況、生まれてからの向き癖などによって赤ちゃんの頭はとても簡単にゆがんでしまいます。

 

私が次男の頭のゆがみに気付いたのは生後2か月になろうとしていたころ。次男を抱いたときに鏡に映った頭の形を見て驚きました。右の後ろの部分が平らになっていたのです。いわゆる斜頭症と言われる状態でした。

 

頭のゆがみにはいくつかタイプがあるのですが、斜頭症とは後頭部が斜めに左右非対称にゆがんでしまうことを言います。ゆがみが進行すると耳の位置が左右非対称になったり、前頭も斜めになるなどのゆがみも生じます。斜頭症になる原因も一つではないらしいのですが、一番一般的なのは向き癖のようです。向き癖が起こる理由は胎内や出産で生じた頭の変形によるものや斜頚と言われる、首が一方向に傾いた状態によるものです。

 

私は長男を出産した際助産師さんに、赤ちゃんの背中に丸くしたタオルを入れて体を斜めにし、毎日違う方向を向かせて寝かせるようにと言われ、しっかりそれをやっていました。しかし次男が生まれてからは何度か風邪をひいたり、私の祖母が亡くなったりと正直そこまで頭が回らず、あまり気を付けて見ていませんでした。次男の頭のゆがみを発見したときには申し訳なさと、ちゃんと気を付けて見ていなかったという後悔と同時に、そういえば次男はいつも同じ方向を見ているなぁと思い、もしかしたら斜頚なのではないかという考えが浮かんだのでした。

 

さっそく専門の理学療法士さんの予約を取ろうと思ったのですが、何しろどの理学療法士さんも1か月から2か月待ちという混みっぷり。何とかあの手この手で一番早い予約を取り、次男が2か月半の時に治療を始めることができました。まずは斜頸かどうかを見てもらいます。音の出るものを右や左に持っていきしっかり目で追っていくかを見るのですが、次男は何の問題もなく左右に首を回すことができました。これで次男には斜頚が無いことが分かりました。これはとてもうれしいことです。ということは単純に向き癖によるものと言うことになります。理学療法士さんと色々話をしていく中で、この向き癖を作ってしまう問題点がいくつか見えてきました。一つは部屋のどの位置にベビーベッドがあるのか。我が家の場合寝室の真ん中あたりにベビーベッドがあるのですが、次男を寝かせた際に右側に扉があり、リビングダイニングから光が入ってきます。私たちもリビングダイニングにいることが多いので次男はもちろんそちらの方を見ていることが多いですよね。そしてもう一つ私も主人も聞き手が右手であるため次男を左手で抱くことが多いということです。すると頭の右後ろがどうしても押される形になり頭にゆがみが生じてしまっていたのです。

 

しかし次男の頭のゆがみは幸運にもとても小さいものでした。理学療法士さんには良くこのゆがみに気付いたねと言われましたが、私はピラティスインストラクターと言う仕事上アシンメトリーのものがとても気になるのです。そしてゆがみに気付いた際にすぐに反対向きに寝かせるという対策を取ったので、最初の治療の際にはすでにゆがみが減ってきていたというのもよかったことだと思います。

 

理学療法士さんにも背中の所に丸めたタオルを置いてなるべく左向きで寝かせてくださいと言われました。ところがこれには少し問題もあって。。。次男が日々成長するにつれて、ものをつかむことが出来るようになってしまったため(とてもいいことなのですが)背中の後ろにあるタオルを引っ張ってくるようになってしまったのです。しかも次男は大の布好き。もう引っ張ってきて味見をしない理由なんてどこにもありません。そこで私はいろいろ考えて、丸めたタオルを背中の服の中に入れることにしました。この方法に次男の怒ったことといったらありません。泣き叫んで嫌がりました。本当に本当に可哀そうだと思いましたが、これには私も心を鬼にして左向きで寝かせました。

 

するとどうでしょう。2週間後の治療の日には頭のゆがみはもう見えなくなっていました。私がとにかく驚いたのはこの短時間で赤ちゃんの頭はこれほどまでに形を変えるということです。たった一ヶ月弱反対向きに寝かせただけでゆがみは消えたのです。

 

Before                                 After

左の写真は右後ろが少し平らになっているうえ前頭にもゆがみが出ているのが分かりますか?

 

一昔前は頭のゆがみは自然に治ると言われていたみたいですが、自然に治るということはありません。必ず何らかの治療が必要になります。そして治療を開始する月齢が低ければ低いほど短期間の治療で治ります。というのは頭の柔らかさの問題もありますが、3~4か月を超えてくると赤ちゃんは動きが活発になり横になっている時間が減ってくるというのも大きな理由の一つだからです。我が次男も寝返りを覚えてからは日中うつぶせのことが増えてきました。なので現在はまたゆがみが生じないように抱っこと授乳の際になるべく右と左と均等に抱くように心がけています。

 

頭のゆがみは見た目だけでなく、そのゆがみによって体のほかの部分にもゆがみや弊害が生じることがあります。こういうことに気付けるのはやはり一番長い時間赤ちゃんと一緒にいる母親ではないでしょうか?その子のためにも細かいことに気付ける母親でありたいものですね。

 

ではまた!