こんにちは!Karinです。

5月ももう終わりに近づいてきましたね。

皆さんも元気にお過ごしですか?

 

ここのところやっとウィーンも暖かくなってきました。なんて長い冬だったこと。

あまりに長い間コートや長袖を着ていたので久しぶりに半そでを着た息子が不思議そうに「ママ、袖の長さが足りないよ💦」と。

 

夏は暑いから袖が短いものを着ることを教えるとその日から半袖にドはまり。ちょっと涼しい朝でもどーしても上着なしで半袖を着ていくと言ってききません。ただでさえ季節の変わり目で気温の変化が激しいときは風邪をひきやすいのに。。。お願いだから少し話を聞いてくれと思う今日この頃です。

 

 

さてさて今日は少し私のお仕事のお話から。

 

皆さん「腹直筋離開」というのを聞いたことがありますか?まだなかなか浸透していない言葉ですよね。これは漢字から見て取れるように腹直筋が離開してしまうことを言います。

 

少し具体的に説明すると、腹直筋が真ん中から左右に開いてしまいその腹直筋をつないでいる白線という部分が伸びてしまうことを言います。

 

なぜそんなことが起こるのでしょうか?

 

そうです、一番の大きな理由は妊娠、出産ですね。他にも体重が増加しお腹が出ることによって男性でも起こりますし幼児体型の子どもにも見られます。

 

ここでは特に妊婦さんや産後のママさんたちの腹直筋離開についてスポットを当ててお話していきたいと思います。

 

 

この腹直筋離開は私たち女性が妊娠すると、妊娠後期には必ず誰にでも起こります。腹直筋が離れてくれないとお腹が大きくなれないですからね。ただこの場合大体は産後1年もすればまた腹直筋が閉じ白線にも張りが戻ってきます。しかし中には70歳になっても腹直筋が開いたまま普通に生活をされている方もいるんです。

 

これには驚きますよね。

 

腹直筋が自然に閉じないのにはいくつかの要因がある場合があるので「こうだからこう」という風には言えないのが難しいのですが。。。大まかにいうとこれらのことが要因として挙げられます

 

・ホルモン(主にプロゲステロンとリラキシン)

・遺伝的なもの

・コラーゲン

・栄養や生活習慣

・妊娠中や産後のスポーツの仕方

・帝王切開

・赤ちゃんが大きい場合ないしは双子など

・消化の問題

 

生活していく上で何の症状もない場合は多少腹直筋が離れていても問題はないのですが、何らかの症状がある場合は手を打つ必要があります。

 

例えば、ポッコリお腹、腰痛、臍ヘルニア、失禁(骨盤底筋の働きが悪くなる)、便秘やおなかの張りなどなど症状は多岐にわたります。思い当たる方いらっしゃいますか?

 

ではこの腹直筋離開ですが、いったいどれくらい腹直筋が離れていることを言うのでしょうか?国によっても多少の違いはありますが、腹直筋の左右間が2.7cmある場合を腹直筋離開と言います。ただ産後の女性に限っては産後1年以上たっても腹直筋の左右間が2.7cm以内に閉じない場合に問題視します。

 

さて2.7cmと言われてもどのようにしてこの離開の幅を測ったらよいのでしょうか?もちろん専門家に見てもらうのが一番いいと思いますが自分でもおおよその幅や白線の張りを見ることができます。

 

次回はセルフテストのやり方などご紹介したいと思います。

お楽しみに!