おはようございます。

タイトルは現代農業の記事からパクリです。

’みちのく白河’の種まきのその後は?
皆さんは本当はソグッタ(失敗)したんじゃないの~とか思っていますか~!

実は「みちのく白河」では締め切ったハウスの中でほったらかし(放置)です。

種モミを播種した苗箱を、地面に平らに並べて太陽シートをベタがけして出芽させる平置き出芽であることは先日お伝えした通りです。
今年はこれまでのやり方を大きく見直し、初めてだらけの取組がたくさんあります。
これって結構勇気いることなんです。

今年の新たなチャレンジとして
①自動播種機の導入+散水ポンプ後付(①②はつくば研修センターで学びました)
②薬剤散布同時処理
③プール育苗+太陽シートです。

何がそうしたかって?答えは簡単お米づくりも楽しく楽にが目標ですから!やれることは全て楽楽農業でいきたいですね。

さて、浸種→播種→種まき→平置きとここまでは去年と同じ、ここまでを振り返ってみると、労働力削減にはやはり自動播種機と湛水ポンプの効果が大きいようですね。
今年は種もみ120g/箱(乾籾相当100g)と薄まきにしましたが、更に次年度計画は100g/箱(乾籾相当80g)でチャレンジしてみます。
昨年まで厚まきでしたが、これもプール育苗特需でこの程度まで最低薄まきでないと効果がないようです。結果としてこちらは来年は今年の半分の種もみ注文で済みそうです。
さてここまで経過して、今年は時間的な余裕が大分違います。本当、出芽に対する心労と管理がまったくありません。
余裕があるので余計な企みばかり考えております。例えばロータリーやハローの段取りと雑用で水口や堀さらいはいつやって、揚句の果てに雑草対策を考えているありさまです。

さてさて前置き長くなりましたが、今回2回目のお勉強会は皆さんご承知かも知れません「太陽シート」ですね。
調達は地元JA、正式名称は確か本州太陽シートだったと思います。
当方で購入した太陽シートは幅270cm×50mを2本で1.5諭吉/本程度です。
2mまでですとロールまきタイプがあり、折りたたみタイプより取扱いが便利です。

太陽シートの特徴として
 ①熱のもとになる赤外線をほとんど通さないので、ハウスの中が高温になってもシートの下は極端に上昇しないので、ハウスの換気は不要で、保温力も高い。
 ②太陽の光自体は僅かに通すため、出芽直後から予備緑化が行われている。
 ③保水力もあり、シートを剥ぐまで灌水しなくてもよいとありますが、一般慣行栽培の場合であり、プール育苗は水癖をつけない、ガッチリ、ズコットした目標苗にする場合は剥いでもギリギリまで散水を我慢するが正解みたいです。。
 ④断熱・保温力も高い。

と、至れり尽くせりで、みちのく白河にとって魔法のシートです。

種まきした後に平置きし、ここまで本当にベタかけ1枚です。
ところで今年は種まき直後から天気も不安定で寒い日が続き、外気温が3~5℃、ハウスの中は10℃前後でも太陽シートの下は12~14℃と苗にとっても理想的な環境みたいです。一度温度をはかってみたのですが、その後はムダと分かり計測するを止めました。ハウスの温度計すら見てません。ということで、当方でもようやくこの太陽シートを剥ぐタイミングがきたようです。種まきから丁度、10日目です。これは剥ぐタイミングとしては遅い方です。通常は7日間程度みたいです。
太陽シートのデメリットとしては、低温出芽ですから、積み重ね方式に比べたらやはり4~5日遅いんですよ。水ぶっかけ過ぎたり、換気不足でカビや生育ムラが生じやすいですが、基本を外さなければ大きな失敗にはいたりません。

また当方ではこれら低温出芽に対する事前検討をしっかり逆算して、今年は一週間程度早い播種になったんですね~。但しシートを剥ぐ時には既に予備緑化していますので1日短縮かな?太陽シートこの辺りでは通称;銀紙 今、「みちのく白河」が一番お奨めできる商品です。ここまで楽々でした~

ほれ!
こちらはコシヒカリのハウス
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こちらはひとめぼれ!
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いきなり本日剥いでみました。既に予備緑化も終わっています。
ちょっと過保護でしたかねぇ~
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ひとめぼれも順調に出芽しています。
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それからそれから続いてプール育苗のお勉強もしてみましょう
以下はルーラル電子図書館からのパクリです。
木枠とハウスの古ビニールなどで水を溜められるプールをつくり、その中で育苗する水の力を生かした小力技術。おおかたの苗が一・五葉になったら入水し、以降、水を溜めっぱなしにする。水の保温力があるので、ハウスで育苗する場合は入水以降はサイドを開けっ放しでいい。毎日のかん水・換気作業から解放されて育苗がうんとラクになるうえ、低温育苗でいい苗ができ、根張りも抜群。一週間くらい田植えが遅れても、苗が老化しにくい。さらに、育苗箱の上まで水位を上げれば好気性の病原菌が生きられず、苗の病気が出にくい。無農薬育苗する人には必須の技術となっている。注意点は、根張りがよすぎて苗箱の下で根が絡む場合もあること。根切りが大変なので、底穴が小さくて根の出にくい苗箱を使うか根切りシートを入れる。また、水を吸った苗箱を運ぶのは重いので、田植え日よりちょっと早めに落水しておくのもコツ。なお、育苗床の均平をとるのが大変だといわれるが、高低差が大きい場合はプールの中に仕切りを入れるとよい。四〇mのプールの端と端で高低差が六cmあるとしても、仕切りを二カ所に入れて三ブロックに区切れば、一つのブロックの中での高低差は二cmに減る。近年では、ハウスを使わない露地プール育苗に取り組む農家も増えている。さらに低コスト、さらに低温育苗となり、丈夫に育つ秋田県の古谷義信さんは、四月下旬の播種で、催芽器や育苗器も使わない無加温平置き露地プール育苗に成功したとあります。

ということで、当方は銀紙剥いで、いきなり入水式です。

ほれ!
4月22日本日、あの人と入水式を行いました。めでたし、めでたし!
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今日からようやく春の陽気がもどるそうです。
ということはまたまたほったらかしですね~
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低温出芽の最大のメリットは下根が先行します。苗箱の底に根がついたら入水のタイミングなんですが、少し遅かったみたい。大分伸びてしまいました。
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ハウスももう開けっ放しです。以外に苗は寒さにも強いんですよ!
霜注意報や極端な低温にならなければこれまた放置です。
何故か?水の鎧をつけましたから!
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あっ!
最後にこれはあくまで個人的な浅はかな知識で本を読みあさり、更にはWEB検索しまくりパクッタ結果です。育苗管理もあくまで自己責任でお願いいたします。
次回も育苗関連のお勉強会開催を予定しております。
あくまで私個人のため栽培記録としてのお勉強会です。お楽しみに!