神峯寺への祈り 素晴らしい庭園・諸仏・本堂・大師堂

 

   

   仁王門を抜けて、石段をを上ると左手に納経所のある本坊。

   「帰りに納経に寄ろうなR」

 

   その手前のトイレ前にはにユニークな烏枢沙摩明王が立っています。

 

  

          烏枢沙摩明王

   

 

  右に鐘楼。楼前には水子地蔵が立っていて、傍らのの土佐の名水「神峰の水」をいただいて、元気をいただき、石段を登り始めました。

 

  鐘楼からは長い石段が続きます。まず正面に61段、右に折れて41段、

  さらに、左に55段の石段が続きます。

  孫は数えながら自分を鼓舞しているようでした。

 

  お接待の心が込められた庭園

      石段の両脇の庭園が疲れをやわらげてくれます。

  この庭園は、地元の庭師の方が「遍路で長年お世話になった恩返しのつもりで造 

  らせていただきました」という、お接待の心が込められた庭園なのです。ほぼ一

  人で作り上げたということでした。50代の時の5回目の遍路の時に、ご本人から

  お聞きして感動しました。現在はご住職や地元の人も交えて手入れや保守管理を

  しているそうです。

 

   不動明王が汗だくになって上る我々を途中で見守っているようです。

  なまけ心は出せません。

  逆S字型?の石段を上り切った3人を「みちびき大師」が迎えてくれました。 

 「ご苦労様」とでも言ってくれるような表情にも見えました。

  やっと本堂へ辿り着きました。

  

    

      不動明王像                  みちびき弘法大師

 

                  本堂

    山の急勾配を背にする本堂は、大きな光背付きの建物に感じました。

 

   大師堂は、本堂からから石段を50m程戻った場所に建っています。

   

                  大師堂

 

     3人でのお祈りはこの寺が最後になります。

 

   遍路は出会いと別れのくり返し

   孫は、巡拝作法も、納経もすっかり身について来たようです。

  お祈りと納経を全部済ませ、

  これから土佐くろしお鉄道 ごめん・なはり線のとうのはま駅まで下ります。

  2度目の電車利用です。

 

   爺と孫とは、28番の最寄り駅のいちで下車し、駅付近に宿泊します。

  Mさんは高知まで向かうことになりました。

  Mさんとは3日間の同行でした。

  孫は寂しそうでした。

  遍路は出会いと別れの繰り返しです。

  孫は人生のひとこまを感じたに違いあありません。

 

 

シルクロードメモリー・心の目