みちのく巡礼 活動13年の歩み

 

   3月11日は東日本大震災から13年です。

   筆者(みちのく巡礼創始者)は、東日本大震災は当日、震源地に最も近い島・金

   華山で3度生かされて「生かされた命を震災復興に役立てよう」と思い立ち、

   みちのく巡礼13年の活動のスタートにつながりました。

 

    活動の13年の歩みを振り返ります。

    当初は《祈りの場を失くした気の毒な人たちに“祈りの場を創ってあげたい》

   という一心で活動を始めましたが、次第に「大震災の時にすぐに逃げれば、

   2万人以上の人が大切な命を失くすことはなかった」という気持ちが強くなりま

   した。今でも悔しい思いがします。その心を生かして、主旨は

   「祈る心と共に、震災の教訓伝承と防災精神の啓発に力を入れるの3つです。

 

みちのく巡礼13年の歩み

~東日本大震災からみちのく巡礼の道創りへ

 

 

   多くの人たちにみちのく巡礼の活動内容を認識していただき、みちのく巡礼内

  で情報を共有を図るため、活動の歩みを時系列で紹介します。

 

1995年3月 創始者が 阪神・淡路大震災犠牲者鎮魂のため5度目の四国歩き遍路。

     ~この経験が、みちのく巡礼の背景になりました。

 

2004年4月 創設者 第2の人生スタートとして退職後すぐ6度目の四国歩き遍路。

     感謝の心がさらに強まりました。

 

 

2004年4月から6年 創設者 旅行作家を目指して多数回・長期間に渡りシルクロード  

          等海外一人旅。夢・挑戦・感謝・忍耐等の精神を養う。

 

 

2011年3月 創始者、東日本大震災で九死に一生を得て生かされた命を役立てることを思

     い立つ。――みちのく巡礼活動の直接動機

  

2011年3月 翌日から鮎川でボランティアと慰霊の避難所生活

 

2011年3月 鮎川から自衛隊の支援物資輸送用ジープで石巻へ。感謝しつつお別れ。

        

 

2011年3月 石巻から仙台の自宅まで徒歩で帰宅。家はほぼ全壊の大規模半壊。生かさ 

     れただけで十分と達観

  

 

2011年3月 創設者が一人で先ず東北6県の声を聞くその後、被災地でのボランティ

     アと慰霊を継続

                           

 

2011年4月 被災体験と避難心得に関する講演と著作を続けながら活動メンバー・会 

      員募集

 

 

2011年8月 みちのく巡礼創設実行委員会設立(民間人3名) 

     被災地の声を聞き祈りの場創りについて寺院に説明(寺院説明会)

 

2012年3月 創始者 復興を祈って孫と四国歩き遍路、四国の人たちから祈りの道創り

      の励ましを受ける

 

2012年4月 祈りの場創設の依頼活動開始

 

 

2014年1月 一般社団法人みちのく巡礼設立(理事8名・監事2名・事務局1名)

     決定機関:役員会

    

            

              設立時理事

 

2014年4月 [ 恐 山] 大震災1年後、恐山「大震災供養塔」が建立されました

       ので理事有志6名で慰霊しました。供養塔の背面は「念じょう」で、    

       追悼の辞が刻まれていました。祈りながら将来は何らかの形でみちの

       く巡礼にご協力いただきたい…と希望の弁が出ました。 

 

2014年9月 福島被災地を巡る巡礼バスツアー

 

 

2014年10月 巡礼地創設検討委員会設立理事・監事・事務局10名、賛同寺院18ケ寺よ

                   り代表12ケ寺

               祈りのは被災3県に創設、名称は札所、巡拝方法と検討

 

2014年11月 役員会に賛同寺院世話役(会長・幹事長予定者小野﨑師・辻師)が役員会初出席

      次回会議より会場は曹洞宗宮城県宗務所を借用する。

 

2015年1月 寺院向け加盟説明会清月記中央斎場)18名参加 説明者理事長

 

2015年3月 防災講演会(東北大学防災科学国際研究所 川島秀一教授) 会場ホレスト仙台

 

2015年10月  震災の記憶と教訓を後世に伝えるDVD制作 (賛同寺院中12ケ寺収録)

    

   監修:大内東北大名誉教授&東北大防災科学国際研究所川島教授 

   県立および市町立図書館に寄贈

 

2016年5月 みちのく巡礼札所会設立(加盟寺院22ケ寺でスタート)

 

2016年7月  宮城県札所で巡礼者受け入れ開始

 

 

2016年9月 宮城県南巡礼バスツアー

  

 

2016年10月 理事長が事務局長兼務 (諸般の事情により事務委託契約解除同意

 

2017年3月 宮城県北巡礼バスツアー  

 

         宮城4番徳性寺                   宮城16番寿昌院        南三陸町防災庁舎  後に震災遺構 

  

仙台荒浜慰霊塔    震災遺構荒浜小学校   宮城25番福聚院

 

2018年1月 札所会総会にて宮城札所番号決定

 

2018年4月 ホームページ改訂版開設

 

2018年6月 札所紹介動画制作開始

 

2018年12月 みちのく巡礼宮城33ヶ所目標達成

 

2019年1月  岩手・福島札所創設開始 (目標:3県55ケ寺に設定)

 

2019年1月 広報委員会新設

 

2019年10月 中尊寺、毛越寺協力寺院として参入

 

2020年3月  伝承委員会新設

 

2020   コロナ禍中の活動 (岩手県6ケ寺、福島県3ケ寺札所加盟中尊寺紹介   

                動画制作)

      加盟依頼と参考資料を送付し、訪問あるいは電話等で説明の後賛同寺院に加盟申し込み

       書を送付。

 

  

 岩手1番常安寺(宮古)       岩手4番吉祥寺(大槌)      岩手8番麟祥寺(大船渡)     

  

    岩手9番慈恩寺(陸前高田)  岩手9番華蔵寺(陸前高田)   岩手11番金剛寺(陸前高田)

    

   福島1番龍泉寺(二本松)        福島2番千相院(南相馬)    福島3番長秀院(福島)

           

2019年1月 広報委員会新設

 

2020年10月 企画委員会新設 

  

2021年1月  事務局移転(理事長兼務より福田寺橘師に引き継ぎ)

 

2021年3月 広報委員会・伝承委員会・企画委員会を統合し伝承・広報部とする。

2021年4月  伝承・広報部、出版部(現在編集部)、監査部新設。

 

2021年5月  東北復興宇宙ミッション2021参加 

      (みちのく巡礼よりの支援感謝メッセージが宇宙船より全世界へ支送信)   

       YouTubeより放送。

                     メッセージを読み上げる野口聡一宇宙飛行士

2021年10月 岩手・福島県支部長、事務局長、伝承・広報部員、出版部員が 理事就任

 

2021年11月 宇宙フライト証明書受領

 

2022年3月 新役員人事決定事長・札所会会長交代、総括理事新設、幹事長就任、  

              民間理事3名就任 岩手県支部長・福島県支部長

 

  

 

2022年4月 新体制にて活動開始~一般社団法人みちのく巡礼組織図

 

2022年5月 巡礼マップ訂正版発行 ロゴマーク商標登録申請

 

 

2022年8月 仙台市内の高校生がみちのく巡礼札所体験巡礼(愚鈍院・福聚院)

 

2022年10月 ロゴマーク商標登録認可 (大出理事デザイン)

 

2023年  みちのく巡礼専用御朱印帳制作  (高校生が作成に貢献) 

 

 

 

[ みちのく巡礼全体イメージ]

巡礼者-札所-地元-みちのく巡礼の融合

 

 

初代理事長の東日本大震災被災体験からみちのく巡礼の活動まで

 

2011年3月 東日本大震災で九死に一生を得て、鮎川でボランティアと慰霊しながら

      避難所生活

 

 2011年3月 鮎川から自衛隊の支援物資風葬ジープで石巻へ

 

2011年3月 石巻から徒歩で仙台の自宅まで帰宅。家は全壊に近いい大規模半壊

 

 

 

   [活動の歩み時系列紹介]

2011年3月 単独で東北6県の声を聞く^

2011年3月 被災地でのボランティアと慰霊を継続。

2011年4月 被災体験と避難心得等関する講演と著作(活動メンバー・会員募集)

2011年8月  みちのく巡礼創設実行委員会設立(民間人3名)・被災地の声を聞く

2011年9月  みちのく巡礼創設委員会設立(民間人3名)

2012年3月  鎮魂と復興を祈って孫と四国歩き遍路、四国の人たちから祈りの道創り

                 の激励を受ける

2012年4月  祈りの場創設の依頼活動開始     

2014年1月   一般社団法人みちのく巡礼設立

2014年9月 福島被災地を巡る巡礼バスツアー

2014年10月 巡礼地創設検討委員会設立  メンバー:理事10名、地区代表住職12名

2015年3月 防災講演会(東北大学防災科学国際研究所 川島秀一教授)

2016年5月 [みちのく巡礼札所会]設立

2016年7月  宮城県札所で巡礼者受け入れ開始

2016年9月 宮城県南巡礼バスツアー

2017年3月 宮城県北巡礼バスツアー

2017年11月 仙台方面巡礼バスツアー 

2018年1月 札所会総会にて宮城札所番号決定

2018年4月 ホームページ改訂版開設

2018年6月 札所紹介動画制作開始

2018年12月 みちのく巡礼宮城33ヶ所完成

2019年1月  岩手・福島札所創設開始

2019年1月 広報委員新設

2019年10月 中尊寺、毛越寺協力寺院として参入

2020年3月 広報委員新設

2020   コロナ禍中の活動(岩手県6ケ寺、福島県3ケ寺札所加盟・中尊寺紹介動

      画制作)

2020年10月 企画委員新設   

2021年1月  事務局移転(理事長兼務より福田寺 橘師に引き継ぎ)

2021年3月 広報委員・企画委員統合

2021年4月  伝承・広報部、出版部、監査部新設

2021年5月  東北復興宇宙ミッション2021参加(宇宙船より全世界へ支援感謝メ

                   ッセージ送信)

2021年10月 福島県支部長、事務局長、伝承・広報部員、出版部員理事就任承

2021年11月 宇宙フライト証明書受領

2022年3月 理事長・札所会会長交代、総括理事新設、幹事長就任、岩手県支部長・福

                 島県支部長、民間理事3名就任等新役員人事決定

2022年4月 上記役員新体制にて活動開始

2022年5月 巡礼マップ訂正版発行

2022年5月 ロゴマーク商標登録認可

2023年3月 みちのく巡礼専用御朱印帳制作

 

  みちのく巡礼では、継続は力を信じて、協力し合いながら、また多くの皆様のご

 支援やご協力をいただきながら12年11か月活動を続けてまいりました。

  活動の被災地の復興に役立とうという心域で取り組んでおりますが、活動を続け 

 る中で、実際には多くの皆様方の善意と社会貢献の心を被災者の皆様に橋渡しさせ

 ていただいていると実感し、感謝しながら取り組んでおります。

 今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

 【旅のメモリー心の目】