前二回の記事で、野蒜駅を取り上げましたが、野蒜駅は復興して現在は震災遺構
として役立っています。野蒜駅の復興には、米軍の「トモダチ作戦」の貢献は大き
かったと思います。
東日本大震災後は国内外の多くの人々に助けられました。いまさらながら、そ
のご恩を忘れてはならないと、この記事を書きながら思いました。
震災の記憶と教訓を広く後世に伝えるため、プラットホームは震災遺構)、駅舎
は震災復興伝承館となりました、
館内には、被災前後の写真パネルの展示や大型スクリーンがあり、震災当時の記
録映像を視聴することができます。防災・減災の取り組みを学ぶ場として活用され
ています。
東日本大震災では、世界の皆様から「頑張れニッポン!ガンバレ東北!」
の力強い熱いエールと心温まるご支援をいただき、感謝感激でした。
特に、発展途上国、子ともたち、姉妹都市、スポーツ界などからの心温まる支援の
エピソードには、胸が熱くなるのをこらえきれませんでした。
その時「世界は日本と共にあるな~」と実感しました
被災地の皆様はじめ、日本中がどんなにか「復興への勇気と元気「」をいただいた
ことでしょう。
これが、復興の大きな推進力になりました。
みちのく巡礼の活動メンバーは、震災直後から被災3県の被災地に出向いて、ボラ
ンティアと震災犠牲者の慰霊を行いましたが、各地で外国の方々が熱心に復興に取
り組む姿を目の当たりにして、涙が出るほど感激しました。
その時「世界は日本と共にあるな~」と実感し、世界各国の皆さんと日本国民と
東北とが温かい心で強く結ばれていると感じました。
必ず将来の世界平和につながると信じています。
筆者が目にした.米軍による支援「トモダチ作戦」の例を紹介します。
3月17日、石巻から徒歩で仙台自宅に帰宅するときは野蒜駅も小野駅もがれきで
埋もれていました。
野蒜駅 小野駅
筆者が「トモダチ作戦」の現場を最初に見たのは、3月下旬仙石線野蒜駅を二度目
に訪れたときのことでした。
津波被害で一部運休が続くJR仙石線の復旧を手助けしようと、3月21日から野蒜
駅のがれき撤去を始めたという情報が地元紙「河北新報」に掲載されていました。
名付けて「ソウルトレイン作戦」です。米軍の大規模支援「トモダチ作戦」の一環
で、魂(ソウル)を込めて列車を通そうという意味だそうです。29日まで、隣の駅陸
前小野駅と合わせて活動する予定で、
21、22日は総勢約60人が野蒜駅構内や線路に溜まったがれきを撤去する予定とのこ
となので、筆者も21日に見学取材に訪れました。
自衛隊員と一緒にアメリカ軍兵士が復旧作業に精を出していました。
野蒜駅でトモダチ作戦を展開する米軍兵たち
仙台空港でのトモダチ作戦
次に見たのは仙台空港でした。
お陰様で震災の発生から33日で民間機が離着陸できるまでに復活しました。
一般社団法人みちのく巡礼.では、岩手・宮城・福島被災3県に「祈りと伝承の道」をる活動を組織的に続けています。
「心の復興に役立ち、震災の記憶と教訓を千年伝えて未来の大切な命を守る」とい
う強い思いで活動に励んでいます。
外国の支援に報いるためにもこれからも活動を続けていきます。