シラタエビやハゼクチといったレギュラー種が網に入る中、ヤマノカミの幼魚が今年も採れました。まだ2cm程度と小さい幼魚なので、飼育個体以外は海へリリースし、干潟展望館のバックヤードへ持ち帰りました。バックヤードにて慣れ飼育を行い、その後ミニ水族館で展示する予定です。
ヤマノカミはカジカ科の仲間で、夏は河口域(川)で過ごし、冬になると有明海の河口にあるカキ礁へ下り産卵をする降河型の回遊魚で、日本では有明海とその一部の河口域のみに生息する特産種並びに絶滅危惧種(環境省RDBⅠB(EN)種)です。
尚、ヤマノカミの成魚(親)は、昨年から引き続き展示しておりますので、ぜひ干潟展望館ミニ水族館へ見に来て下さいね。

