ナタマメガイの仲間で、かつて瀬戸内海から九州にかけて生息し、有明海が最大の生息地だったのですが、その有明海でもほとんど見かけることができなくなりました。
有明海沿岸では、煮つけや焼き物として料理され、古くから庶民に親しまれてきました。
道の駅鹿島がある鹿島市七浦地区では「アゲマキ寿司」や朝、目の前の干潟へ出向きアゲマキガイを採ってきて「お味噌汁」の具にしたり。
また、三夜待(さんやまち・気の合う男性衆が集まり宴会をする事)では、アゲマキガイが酒の肴だったり(アゲマキだけで飲みよったばい!とという声も)。
地元の皆さんは、幾らでも話せるほどアゲマキガイに対する想いが強い貝なのです。
そのような現在は、韓国や中国から輸入されるアゲマキガイが市場に出回ってます…。
鹿島市干潟展望館では、現在鹿島市七浦地区で採集されたアゲマキガイを生体展示しております。
![$道の駅鹿島 [blog page]](https://stat.ameba.jp/user_images/20120605/10/michinoekikashima/b2/12/j/t02200077_0800028112011682922.jpg?caw=800)
生きているアゲマキガイの姿を何十年ぶりに見た、と地元の方が感動されてました。
ぜひ見に来てくださいね。
※和名はアゲマキガイですが、地元では「アゲマキ」と呼ぶことから、文中は一部アゲマキと記しております。