結婚してニュージーランドに住み始めた頃、

カフェで働いていました。

 

ある日、一緒に働いていた同僚(日本人ではない)に

 

”Stop saying sorry!”

 

と叱られました。

その頃、私の口癖だった”sorry.”を

半分冗談でしたが、本気で嫌がってました。

 

日本語で言うところの、

 

ごめん。これやっといて。」

「(前を横切る時の)前ごめんね~」

「(何かを使う時の)ごめん、ちょっと借りるね。」

 

などなど、軽い気持ちで使う

ごめんなさい、すみませんに当たる英語が

私にとって”sorry”でした。

 

でも、英語だと”sorry”は案外重い。

 

そんなに簡単に謝る文化でもないので

何度もソーリー、ソーリー言われると

確かにうざい。

 

それに加え、日本語でも

「ごめんなさい」より「ありがとう」と

言われた方が気分が良い

と言うことに気づきまして、

意識して「ありがとう」を使う様になりました。

 

英語でも、日本語でも”ありがとう”。

 

 

それが、当たり前になっていた頃、

日本に帰った時、甥っ子が言ってくれました。

 

私は、たくさん笑って、たくさんありがとうを言う、と。

 

少し、照れくさかったけれど

宝物のような言葉に嬉しくなりました。

 

そして、思い出したことがあります。

 

ずっと昔、オーストラリアでホームステイをしました。

そのホストファミリーに当時5歳の女の子がいました。

ある日、彼女が私に「あなたのお母さんはどんな人?」

と質問しました。

私は、顔が母親似なので「私に似ているよ。」

と答えました。

 

すると、彼女が「じゃぁ、いつも笑顔なのね!」

と私に笑いかけました。

 

素敵な言葉の贈り物でした。

 

私の母はそうでもないので答えとしてはハズレですけど。

 

変なオチを付けたら、何の話か見失いかけましたが・・・

甥っ子の言葉がね、あの頃の私を思い出させてくれたのです。

 

無理して笑う必要はないけれど

いつも笑顔でいられたらいいなと思うのです。

 

そして、私のことを

「あぁ、あのいつも笑ってる人ね。」

と思ってくれる人がいたら

こんなに素敵なことはありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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