藤井聡太七段結果(5月31日)その2 | みちるん21のひとりごと

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5月31日に行われました藤井聡太七段の対局、第32回竜王戦4組ランキング戦決勝。
対菅井竜也七段(27)戦の千日手指し直し局の結果の報告をいたします。
前回ブログの続きとなります。

開始は千日手局から30分後の20時36分です。
持ち時間は藤井七段の残り36分を1時間に加算して調整をします。
結果菅井七段は1時間51分、藤井七段は1時間の持ち時間となりました。
先手後手は入れ替えて菅井七段が先手番、藤井七段は後手番です。
もうすでに90手指していますので、これから始まりとは疲労感ハンパなさそうですが、
やるっきゃないですよね。パンチ!
藤井七段、金曜日でよかったですね。翌日は学校休みですよ。(当時ですけど)
戦型は『ゴキゲン中飛車』になりました。先手中飛車です。
(※序盤で飛車を横に動かす振り飛車戦法のうち飛車を5筋に振る中飛車)
対する藤井七段なんと以前菅井七段(当時王位)戦で敗れた形を今回採用しました。
藤井七段相手の得意戦型を採用したりと結構自身のハードル上げますよね。キョロキョロ
それでも勝っちゃったりするので、その勇気も含め天才と称されるのでしょうが。
後手番ながら先手番さながらの陣形が組めたと棋士室から評価を受けました。
形勢は序盤は互角ながら後手よりです。
菅井七段の勝負手が繰り出されますが、うまくしのぎ中盤は後手有利になります。
藤井七段棋士室で△3七銀に行けば詰めろができるという声に反して(聞こえないので当然ですが)
△4七銀を指します。検討の結果先手に逆転される手が生じるので本譜を選んだのだろうと
言及されました。読んでますね~~。キョロキョロ
79手目に持ち時間の半分を使って先手▲2五歩。対して後手△2六歩。
詰めろができるかもの準備の手。しかしこの後。
81手目繰り出された▲2三桂。菅井七段の勝負手です。
この手はさすがに読んではいない手でしょう!と解説さん。
82手目△2七歩成で先手玉に王手。▲2七同金。
84手目△2三玉で桂取り。85手▲2四歩、86手△2四同玉。
87手目▲2一飛。88手△2二銀で受けました。これが歩なら後手玉が危険でした。
97手目△6七角と打ったところで菅井竜也七段投了。
先手玉に13手の詰めろがありました。終局は0時5分。
勝った藤井聡太七段は4組ランキング戦優勝者として
決勝トーナメント進出が決まりました。
3期連続で竜王戦ランキング戦での優勝は木村一基九段、永瀬拓矢叡王に
続き3人目ですが、プロデビューからの3期連続優勝は藤井七段が初めてです。キラキラ

対局後のコメントです。
藤井七段「指し直し局は、かなり残り時間が少なかったんですけど、決断よく指すことが
できたかなあ、という気がします」
-3期連続ランキング戦優勝について-
藤井七段「今年も決勝トーナメントで戦えることをうれしく思います。
目の前の一局一局に集中して上をめざしていきたいです」
菅井七段「序盤から藤井さんに細かく、うまく後指されました。勝負どころがなく、
完敗だと感じています」

藤井聡太七段の次の対局ですが、6月3日(月)第67期王座戦
挑戦者決定トーナメント初戦。対佐々木大地五段(24)戦となります。
明日ですね!今回ちょっとまとまってますね。忙しいです。
佐々木五段とは過去2度対局したことがありますが1勝1敗です。
前期勝数ランキング1位のとても強い棋士さんです。
応援応援!!

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↑☆☆千日手局と指し直し局で180手を超える大変な決勝戦でした。
お疲れさまでした。☆☆