JAXA i 春休みイベント in 丸の内OAZOに行った。
JAXA i は、簡単にいうと、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の出店。
JAXA iは、日本の宇宙研究や開発計画の紹介をするとこで、
グッズを買ったり、いろんな資料を見たり、調べたりできる。
宇宙飛行士のスーツの展示もあるのだ。
場所は、東京駅直結の「丸の内OAZO」のビルの中。
大広間を見下ろし、エスカレーターのすぐそばという好立地。
大広間といっても、通路の途中の広場、イベントスペースだ。
だから、歩いてる人がイベントをふらっと見たり、近寄ったりできる。
今までも、ロケット打ち上げのカウントダウン、生中継イベントを
やったことがある。

今回は、ここで、「小惑星探査機『はやぶさ』に迫る」トークショー、
「宇宙の音楽募集キャンペーン」グランプリ受賞者による演奏会、
はやぶさ」関連展示、クイズラリー、映像上映が行われた。
日曜日ということもあり、なかなか盛況だった。

小さい男の子たちが一生懸命、展示物を見てた。
戻って来たときに回収されるカプセルはごろんと置いてあって
触り放題だった。かなり重いんだけど、断熱材をたっぷり
入れてあるという話だった。
みんなの名前を書いたものを中に仕込んであるターゲットマーカーは
ぱっと見、「反射テープの生地で布ボールのおもちゃ、作っちゃった♪」
という感じ。転がり防止の突起がなければ、猫のおもちゃに見えるかも。
反射で位置確認するためのものなので、角度を変えると
かなりの光っぷりだった。夜道でも安心♪

クイズラリーは、3種類(きっず編、初級編、中・上級編)あって
そこの展示を見れば大体答えられるようになっている。
1、2問、そうじゃないのがあったのが、ひねりなのかな?
これは、丸付けしてもらうと、非売品キーホルダーが貰えた。
はやぶさの絵が描いてある。

宇宙の音楽は、いかにもだなあという感じで、疲れた時に
聞くとよさそうだった。
スタッフの人が「とってもいい曲なんですよ。聞いていって下さいね」と
歩いてる人たちに、かなりプッシュ。個人的に気に入ってるのかな。

メイン企画のトークショーは、対談形式だった。
「はやぶさ」プロジェクトマネージャーの川口淳一郎さんだ。
やはり、話す機会が多いせいか、とっても話が上手。
聞き易いし、相手の寺門和夫さん(科学ジャーナリスト)も
上手で、わかりやすい説明だった。
川口さんは「行って、帰ってくるのが、目的」と繰り返した。
サンプル採取やイトカワに着陸も大事だけど、はやぶさは
実験探査機なんだね。いろんな技術がきちんと上手くいくのかと
いう検証作業をするというのが、根底にある。
その一つが、黙ってちゃんと自分で考えて動くことであり、
スウィングバイであり、サンプル採取であり、帰還である。
今、はやぶさは満身創痍で、正直、ちゃんと戻って来れるか
かなり厳しいけど、がんばる、と言った話だった。
中途半端に夢物語を語る人じゃないんだね。うん。
冷静な判断をしつつ、遠い目標、近い目標を見据えてるという
印象を受けた。

質疑応答は、さすがに好きな人が集まってるだけに、細かい
質問があったり、これからの計画を聞いたりという内容だった。
はやぶさの2号機、実現するといいなあ。
イトカワとは違うタイプの小惑星を目的地に考えているとのことだった。

最後に、4月に「サイエンス」に発表する予定の写真や
データを紹介してくれた。観客の集中度が高まった瞬間だった。
いやぁ、、細かいとこまでわかるもんなんだね。
イトカワの質感を想像できる内容だった。
正式発表が楽しみだ。

キーホルダーと、イトカワの写真がたくさんついてるポスターを
お土産に貰って、満足、満足。

はやぶさがこのまま、順調なら、帰ってくるのは2010年6月。
「お家に着くまでが遠足」だよね^^

宇宙航空研究開発機構|JAXA

☆おまけ。
はやぶさが主人公のフラッシュ。
じんとしちゃうので、一人で見るのをおすすめ。
音楽鳴るので、ご注意のこと。
はやぶさ帰って来い…