どーも
※2016/11/26-27のお話です。
斗南藩関連の史跡はpart.2、3で紹介しましたが、もう1つ。
隠れたスポットを紹介しておきます。
丘陵地・斗南ヶ丘に建つ一際目立つあの建物。
むつグランドホテルです。
ちなみに近々コロッケ氏のクリスマスディナーショーが行われるそうな。
と、まあーここまで書いといてあれですが、きっと人々は疑問に思うでしょう。
youは何しにむつグランドホテルへ?
ええ、思うでしょう。俺も耳を疑いましたもん。
このホテルに斗南藩に関する資料館的なものがあると聞いた時には。
聞いた話をまとめると、どうもこのホテルのオーナーさん?が地元の名士で郷土愛溢れる方のようでして、色々な資料や美術品、工芸品などをコレクションされてるらしく、さながらホテル周辺は
自主的な郷土民俗資料館
のような感じになってるっぽいです。
そんなわけでホテルに来てみたamelloshなんですが…
…。(゚ー゚;
(営業してる感じがしない。)
(;・`ω・´) (まさかのガセネタか?もしくは数年前までやってました的な感じか?)
そんな資料館群の中で1つだけ明かりが灯ってる館を発見。
下北南部裂織。
自由に見学可能という事なので情報収集も兼ねて入ってみます。
裂織(さきおり)っていうのは機織りの一技法で、裂織自体は全国、海外にもあったようです。
寒冷な青森の南部地方では当時、綿の栽培が出来なかった為、古着や布きれ、北前船で運ばれてくる綿などを裂き、それを織って衣服や防寒具として再利用して使ったそうです。
一度廃れてしまいますが、技術の伝承と様々な素材が手に入るようになった現代において、よりデザイン性を高めて復活。
ここ下北南部裂織では機織の実演、体験が気軽に出来ます。
と、きちんと宣伝したところでベテランのお姉さん方から「斗南藩関連の資料館的なもの」の情報をGET。
どうやらホテルのフロントに聞いてみればわかるらしい。
フロントに聞くとホテルに併設される美術工芸ギャラリー・グランドアートにそれはあるらしいです。(入館は無料)
おおっ!ホンマや!\(゜□゜)/
ところで藩名となっている“斗南”にはこういう説があるそうです。
中国の詩文の中にある「北斗以南皆帝州」から取った説。
「最北の地であっても天皇の国である事は変わりなく、皆、北斗七星を仰ぐ民である。」と。
もう1つは「南斗六星」を語源にしたという説。
南斗六星は射手座を構成する星の一部を指します。
ご存知の通り射手座というのは弓を引き絞った状態(矢を射る前)の星座です。
そして、その矢が向けられている先というのが蠍座。
会津藩(斗南藩)にとっての蠍…それは薩長。
「…俺たちはいつでも矢を射る準備が出来ている。」というメッセージが込められているってわけです。
しかし、その矢は永遠に放たれる事はありませんでした。
夜空に輝く星座のように…。
part.5へ続く。