顎木あくみ作


美世/今田美桜

父斉森当主/高橋努

義母/山口紗弥加

娘カヤ/高石あかり

久堂清霞/目黒蓮

久堂家政婦ゆりえ/山本未来

陸軍 五道/前田旺志郎

辰石当主

カヤの婚約者 幸次/小超勇気

美世の母澄美/土屋太鳳

鶴木新/渡辺圭佑

帝室/石橋蓮司

尭人/大西流星





昔、鬼や妖の異形を倒すために異能を持つ家系で1番強い帝の指揮のもとで異能者は異形を倒していた

しかし運悪く異能者が異形に殺された時は災いを恐れて鞠にして奥都城の墓に入れられた

今は異形がへり平穏な生活を送っている

異能者たちは家系の力を強めるために異能者同士で繋がりを持つようになった


美世は斎森家の長女

政略結婚で結婚した父と母だったが、母が病に倒れるとかつての恋人と再婚して、異形を持つカヤが産まれた

美世は、斎森家では使用人のように扱われて特に義母からは酷い扱いをされていた


美世は工藤家に嫁ぐことが決まりやっと家を出れることを「やっとこんな生活が終わる」

美世に好意を抱いていた辰石家の幼馴染コウジは美世を心配していたが妹のカヤと結婚が決まってしまう


男が「あるべき物をあるべき所へ」と紙飛行機を飛ばす


美世が婚約した工藤家の清霞は異能の中でも名家で当主は陸軍を率いている

しかし周りからは恐れられて今まで婚約した女性はすぐ追い出されるか斬られたという噂

美世が挨拶にいくと清霞に

「ここでは私のいうことが絶対。出て行けと行ったら出て行き、死ねと言ったらしね」

美世は顔色変えず「かしこまりました」

美世は生きるのを諦め、早く亡き母に会いたかった


母のことを夢に見てうなされる

美世は早朝に目が覚めて朝食の支度をしていると使用人のゆり江が入ってくる

「お手伝いありがとうございます」と親切に声をかけてくれる


清霞は庭で異形の気配を感じる

そこには一枚の紙飛行機があった


朝食を持ってきた美世

ゆり江が「美世様がご用意して下さった」と伝えると

清霞は「毒でも盛ったか」と食べなかった

ゆり江は清霞に「いままでの人とは何か違う、てづたってくれて嬉しかった」と叱る


清霞は陸軍で同僚で良き理解者の五道に美世のことと紙飛行機の話をして「信用できない」という

その時職場で異形が発見されたと見れられる

清霞は騒ぎを納めて陸軍本部へ


宮内省 長官賀茂村と隊長はに異形をみせる

異形は成仏できていない異能者

清霞は奥都城から何者かがばら撒いたと考える


そこへ鶴木貿易の鶴木新がを紹介される

情報収集に協力してもらう


美世は夜自宅へ帰った清霞に謝る

清霞は美世を改めて見ると名家出とは思えない容姿に呆れる

異能で風呂にお湯をはり、風呂に入れるようにと石を渡す

ゆり江に言われて親切に接した


美世は清霞に追い出されるのを恐れ異能がないことを隠していた

斉森家ではそのこともあり厄介者扱いされていた


翌朝も朝食を作り清霞は「うまい」と言うと

美世は始めて褒められて思わず涙する

その後清霞はゆり江に美世の行動を報告するように指示する


斉森家と辰石家は異能の結びつきを強めようと

長男同士、次男同士結婚される約束をしていた

斉森家は久堂家にすぐ捨てられると結納金目当てで美世を嫁に出した

なので戻ってきたら結婚させるという

両家ともに美世の母親が強力な異能家系なのでそれが欲しかった


五道はそれを調べて清霞に報告する

美世の母は薄刃家 人の心に干渉する異能

そこへ来た鶴木が詳しく教える

「美世さんに興味あるんですね」と嫌味のようにいう


清霞は美世を街へ誘う

斉森の敷地から出たことのなかった美世は「旦那様に恥をかかせないようにしないと」

ゆり江は美世に化粧をしてあげる

アカギレの無くなった手を見て、ゆりえは清霞が美世のためにお風呂に薬草を入れてると知り喜ぶ


清霞は着物を仕立てにきた

美世は、母の形見の桜色の着物に似たものをみて微笑む

清霞はいつも下をみている美世に顔をあげろと言い目が合うと微笑み合う


帝室の後継者、堯人は父の死を悟っていた

堯人と清霞は幼い頃から一緒に遊んでいたため信頼関係があった


美世がゆり江と出かけていると偶然、カヤと会う

カヤは美世をバカにして美世は泣きそうになりながら「申し訳ございません」と謝る

そこへ鶴木が来て美世を落ち着かせる

「悪夢は時期さる」といって姿を消す


清霞は斎森家を訪ねる

「美世に心から謝罪すれば結納金を出す」

帰りにカヤは清霞をみて一目惚れする


美世の義母は、美世の世話係花をクビにして、母親の形見の着物を捨てた

そして美世が言うことを聞かない時は押入れに閉じ込めた

美世はいつも悪夢でみていた

そんなうなされている美世をみて清霞は心配していた


花が久堂家を訪ねてきた

花は美世の心配をずっとしてきた

美世は「私は異能を持っていないから旦那様にはふさわしくない」

花は清霞が呼んだのだった

「久堂様は良い方です」


美世は清霞に打ち明けた

「私には異能がなく無能です。名家の娘らしいことは何も出来ません。追い出されたくなくて黙ってました。旦那様が死ねというなら死にます。感謝の気持ちで作りました。お世話になりました」

と髪を結ぶゴムを渡した


清霞は「異能は関係ない。正式に婚約しようと思ってる。嫌か?私がここにいて欲しいんだ」

貰ったゴムで美世に結いてもらう


陸軍では奥都城の虫が満エイして忙しかった

美世が手料理を作って持ってきた

清霞は喜びながらも揶揄われて怒る


清霞が不在の中で

美世は着物をたくさんプレゼントされその中で、求婚を意味する櫛をプレゼントされる

そこへ尋ね人がきて美世が攫われる


それを清霞知らせに来たのは辰石家のコウジ

美世は斉森カヤと辰石当主によって連れ去られた

カヤは「婚約を破棄して!」と拷問する

美世はいつもすぐ謝っていたが、婚約だけは譲れないと我慢し耐ていた


斉森家に入った清霞は怒り異能で屋敷を燃やす

そして斉森、辰石を倒して義母とカヤに拷問されている美世を助ける

辰石家、斎森家は事実上の没落となった


そんな中虫に犯された隊員が陸軍内を歩き回る


鶴木が久堂家を訪ねてきた

「美世さんの怪我はあなたのせい。悪夢も放置したまま」「美世を助けたいなら連れてきてください」と消えた

そこで美世の母が鶴木澄美と知る

鶴木は薄刃家が仕事で使っている名前


清霞は美世が悪夢を見てるのをまた見て、鶴木元へ連れて行く

そこは薄刃家、薄刃家の長老たちと美世の祖父が美世の悪夢を取り除けるという

しかし薄刃家に美世を預けなければならなく美世は離れたくないというが

清霞は「出ていけ」と伝えて「かしこまりました」と泣きながら美世は答える


鶴木は美世に求婚して

「本来薄刃家は他の家系と結びつかない。

澄美は薄刃家が経営難で困っていたので斉森と結婚した」


帝室では堯人が「清霞に使者を送れ!」と父の手を握る

そして陸軍には虫に犯された仲間たちが暴動を起こして清霞は仲間を死なないように倒して行く

虫は陸軍へ結集していた


その頃美世も清霞の軍隊が壊滅と知り、清霞の元へ行こうとする

鶴木が止めようとすると美世の異能が鶴木を突き飛ばし目から血が出る

美世の異能は母と同じで相手を翻弄し異能者を倒す異能

さらに帝に騒動が終わるまで美世を清霞と合わせないように命令されていた


帝は久堂家と薄刃家が結びつくと帝よりも強くなり帝国を追い出されると脅威に感じていた

帝は清霞に「盾となれ」と命じていた

全ては堯人のため


清霞は仲間を殺したくはなかったが、倒すには殺すしかなかった


帝に注射をした専属医は去った

そこで堯人はその医者が奥都城を放ったと感じ取った


美世は「旦那様のためなら喜んで死にます」と薄刃家を出て行った

母の言葉を思い出す「あなたは必ず幸せになる」

軍の暴動の中に入った美世の異能が発揮される

それに加勢するように鶴木が発揮する


清霞が仲間を斬ると中の虫だけが切られていく

仲間がどんどん元に戻り清霞は美世を見つけて抱きしめる

美世は「そばにいたい」


美世の力は母によって封じられていた

利用するものから守るために


美世はピンクの着物を着て陸軍まで清霞を迎えに行った

騒動で櫛を追ってしまった美世は「すみません」

清霞はそこで「私は美世と一緒になりたい」と伝える