マーク・フォスター監督



オットー/トム・ハンクス

アリソル/マリアナ・トレビーニョ

トミー/ヌマエル・ガルシア・ニルフォ

ジミー/キャメロン・ブリットん

マルコム/マック・ベイダ

ルーベン/ピーター・ローソンジョーンズ

アニタ/ジャニタ・ジェニングス




オットーは近くのホームセンターでロープと釘を買いに行く

細かく頭の固いオットーは店員に文句をいう


オットーはいつも通り起きて朝食を取り家をでて近所の見回りをして仕事に行く

職場へ行くと退職のお祝いをされる

オットーは長年勤めていたが合併してどんどん追いやられて退職に追い込まれた


近所に無断駐車する宅配便に怒りながら家に帰ると電気、ガス、電話の契約を解約する

家を綺麗に掃除してスーツに袖を通して新聞紙を引くと天井に穴を開けてロープを通す


外から車を誘導する女性の声が聞こえてくる

オットーは不法侵入だと慌てて外に出て注意をすると

向かいの家に引っ越してきた家族だった

しかし運転する男性は下手くそで見ていられず運転を交換して駐車する


部屋へ戻り落ち着いて思い老けていると隣人が挨拶と手作りのチキン料理を渡してくる

女性は妊婦でメキシコ人のマリソル、旦那はトミー、娘が2人

そしてトミーにレンチを貸してくれと言われて貸す


部屋に戻ってチキン料理を食べた後、首をくくる

オットーは女性のことを思いながら苦しむが天井が抜けて失敗する

その後新聞で花が安くなってるのをみて花束を持ってお墓へ行く

そこでは近所の住民のグチを話す

「きみがいない世の中だ」


オットーは軍隊へ志願したが持病があるため入れなかった

家へ戻る列車を待っていると向かいのホームで本を落とした女性をみて本を拾い女性の乗った列車に乗る

女性はソーニャ、オットーは本を渡して向かいの席に座る

乗車券がないオットーは切符をその場で買おうとするが小銭が見当たらないとソーニャが小銭をくれた

お釣りで1964年発行の純銀25セントを見つけるとソーニャは「幸運のコインよ。持ってて」


オットーは朝、マリソルの玄関前に器と感謝の手紙をさえて返すと近所を見回る

いつもウォーキングしているルーベンに

「今日の見回りは遅いな。仕事は?」

と聞かれて「no」とだけ返す

そこへ私道に入っていく車を見て注意すると不動産の人間だった

オットーを相手にせず帰って行った


最近見かける野良猫が近所の住民から石を投げられていた

オットーは「君も不潔だから石を投げようか」と注意する


家に戻るとマリソル夫婦がクッキーを焼いたと持ってきた

そして2階の窓が開かないからハシゴを貸して欲しいと言われる

オットーは車庫へ行きハシゴを出そうとすると住民のアニタが「暖房が効かないから見て」

しかしオットーは「空気を抜けばいい」

アニタの夫とは仲が良かったが、自自体に反乱を起こそうとして仲違いした


オットーはアニタの自宅を訪ねた

そこでアニタ夫婦に不動産屋が出ていけと言われていることを知る

息子が不動産屋と話したようだった

オットーは「バカ息子に口を出させるな」

脳卒中になってから車椅子に座り一転を見るアニタの夫ルーベン

オットーは街は変わったと話し、「先に見届ける気はない。おさらばだ」と無意識のルーベンに伝えて帰ろうとすると

ルーベンがオットーの持つロープを握りしめた

それをみたアニタと一緒にいたジミーは驚くがオットーは「放せ!」と手を叩いて出ていく


オットーはスーツを着て車庫へ行く

そして車に細工をした後車に乗りクッキーを食べる

エンジンをかけ音楽を聞く


オットーは列車乗り場でソーニャを待った

「電車賃を返す」

ソーニャから食事に誘われてディナーをする

オットーは自分のことを話した

ソーニャはオットーがメインを食べていないから「何を食べるの?」と聞くと「食べてきた。君が自由に食べれるように」

オットーは軍隊に入れずお金がなかった

フラれると思ったがソーニャはキスをしてきた


車庫を叩く声で意識を戻したオットー

マリソルがトミーが梯子から落ちて搬送されたから病院まで連れて行って欲しいと言われた

「君はいくつだ。免許もないのか?テストを受けろ」というオットーに対して

マリソルは怒って「トミーは病院で死ぬかもしれない。バスで行けっていうの?」


オットーは病院へ送ってく

人形で遊ぶ子供達とオットーは別室で待っている

子供達はオットーに本を読んでと頼み仕方なくもオットーは子供達に合わせる

そこへピエロがきてマジックを見せてくる

コインを貸してと言われてオットーは「返せよ」と渡す


マリソルが戻ってくるとピエロが泣いて警察騒ぎになっていた

子供達がオットーがピエロを殴ったの!と笑いながら言う

ピエロはマジックでコインを消してまたコインを渡す

しかしオットーは「私のコインじゃない」と怒り無理矢理ピエロからコインを取り返した


マリソルが玄関近くで猫が倒れているのを見つけるとオットーに助けてあげてと頼む

オットーは放っておけというが、ジミーが通り猫を抱えてオットーの自宅へ連れて行く


そこでマリソルはオットーの妻が死んだことを知る

オットーはマリソルとジミーを追い出し、ソーニャの衣装棚を見つめる


オットーはソーニャに車の中でプロポーズをした


オットーは列車がくるのを待ち白線ギリギリに立つと老人が誤って落ちてしまう

周りはスマホを片手に撮りながら焦る人ばかり

オットーは老人を助けに線路へ降りて「誰か手をかせ!」担ぎ上げる

そしてオットーはそのまま線路へ立つがソーニャの「手を取って」の声と同時に手を差し伸べた人に助けられる

オットーは拍手されるが気にせず電車を後にする


マリソルは子供アビーが書いた絵をオットーにプレゼントする

近所さんとしてオットーだけカラーだった

そして路上教官になって欲しいと頼むが面倒で断る


ジニーが猫を連れてきた

猫アレルギーだったと猫をオットーに渡す


オットーはお墓で「まだそっちに行けない」

同居人が出来たとダンボールの猫を見せる


朝、目が覚めると猫はオットーの手に触れていた

自転車で新聞を投げている青年をみて注意する

青年はオットーをみて、奥さんを知ってる

「先生でトランスジェンダーの僕に差別しなかった」救われたと感謝した

青年はマルコム


マリソルが近所の住民に教習を受けてるのをみてマリソルの部屋を訪ねて「バカに教わっても何も得ない」とオットが教官をすることになった


オットーは自分のマニュアル車を運転するようにとマリソルに教える

マリソルを教えていると後ろの車に急かされる

オットーは後ろの車にキレてマルソルに「君は2人の子供を育ててもう1人増える一家の主人だ!運転なんて簡単だ!君はバカじゃない」

マルソルはゆっくり上達してオットーが好きなケーキ屋に着く


ソーニャが見つけたお店で毎週土曜日にきていた

オットーはソーニャや近所の人たちの話をした

ルーベンとは性格が似ていてすぐ仲良くなり妻同士も仲良かった

しかしルーベンの趣向が近代的になっていくと疎遠になっていった

マリソルが「ソーニャと子供は?」すると黙って話さなかった


マリソルは、夫婦で出かけたいから子供達をみて欲しいと頼む

オットーは不安だったが承諾した

数時間だったが2人とも喜んでいた

さらに壊れた食洗機を直して行った


オットーは壊れた自転車を乗るマルコムの自転車も直す

そこへSNSリポーターのシャリが訪ねてくる

駅で人を助けたのを取材したい

オットーは「知らない。暇な奴もいるんだな」

とあしらう


マリソルはお世話になったお礼にソーニャの物の掃除を一緒にさせて欲しいと話す

「必要ない」「話のをやめろ!」

彼女はわたしの全てで他に価値はない

マリソルは「私は?」


オットーはイライラしながら不動産屋が私道を走ってるのをみて怒る

しかし不動産屋は「ここの住人のことは何でも知ってる。病気だって。君の心臓だって」

オットーは家に帰り鍵を閉める


ソーニャが妊娠していた頃を思い出す

そして銃弾を手に取る

部屋が汚れないようにシートを貼りスーツを着ずに椅子に座った


妊娠中のソーニャとバスに乗っているとバスが横転して事故が起きた

子供は死んでしまった


夜ドアをノックする音でオットーは銃を置く

マルコムだった、親に追い出されてしまったので泊めて欲しいと頼まれる

また死ねなかった


翌朝オットーは隣にいない猫に気がつく

マルコムが餌をあげて朝食を出してくれた

2人は一緒に見回りをする

ルーベンも一緒に歩く

そこでルーベンが施設に行きアニタがパーキンソン病だと知る

しかも全て不動産屋が通知を送ってきたという


オットーはアニタの部屋へ行き通知とカルテを見せるようにいう

ルーベンに「許してくれ。君たちの問題は解決する」と伝える

そしてマルソルの部屋に行き「電話を貸してくれ」

しかしマルソルは「なぜ電話がないの?昨日は怖かった。何かあるんじゃないかと心配だった。だから電話が貸せない」

オットーは理由を説明して電話を借りる。


そしてソーニャと旅行へ行った帰りの事故を話した

バス会社の設備不良で事故が起きてソーニャはそれから車椅子になった

新しいコミュニティセンターでは車椅子の設備はなくて抗議したがソーニャをバカにされてキレて自治体から追い出せれた

ソーニャは「生きることが大切」と言ったが半年前にガンで死んでしまった

死のうと思って電話を解約した


不動産屋がルーベンを施設に入れるために訪ねてきた

アニータは反抗して不動産屋にルーベンとは離れないという

こっそりカメラを持ったSNSリポーターが近いて「息子は10年日本で疎遠らしいけど、いつ面倒をみたの?医療データーをどうやって不動産屋が手に入れたの?」

不動産屋は逃げるように帰って行った

ルーベンは口角をあげた。


SNSリポーターに住民はインタビューを受けているとオットーが倒れた

マリソルが心配する病院でオットーが目を覚ました

マリソルは医者に心筋症で「ハートが大きい」と言われて笑ってしまう

するとマリソルが産気ずきオットーがナースコールを連打する


オットーは退院したマリソルにベビーベットをプレゼントする


ソーニャのお墓でマリソルの家族を紹介する

オットーは穴の空いた天井をふさいでソーニャに物をマリソルと整理する


オットーはマリソルに遺言状を書く

マルコムに車を譲る

自分は新車を購入してマリソルたちを乗せてドライブする


朝トミーはオットーの家が雪かきしていないことに気がついてマリソルが部屋に上がると寝室で死んでいた


マリソルに残された遺書には、自殺はしていない、大きなハートを持ってるから書いた

「猫には1日2回餌をあげて欲しい。葬式をして欲しい、家と物を君に譲る。クソ不動産屋には売るなよ。娘たちの学費になるだろう。車は君だけに譲る。君以外は運転しないで欲しい。君はバカじゃないから」

じいじのオットーより