森のようなエントランス。
病院からの景色。
目新しいニュースはありませんでした。
引き続き、悲しい数字だけの宣告。
アメリカの病院だから、なのか、それとも我が病院のスタイル、なのか。
あと、何ヶ月、はっきりと伝えられました。
数カ月。あと、数カ月、と。
また、今は無治療だ、と。
わたしの身体にある癌には効果が期待できる治療が見込めません。わたしの身体の負担を考えるとしないほうがよい治療というものがあります。
オッ様は怒りに満ちていました。
やり切れない想いに。
どこに持っていけばよいのかわからない感情が怒りとなっていたね。
わたしは無言に。何て答えたら良いのかわからなかった。
夫に対して大丈夫だから、と肩を抱きしめるのが精一杯でした。
診察室にて、わたしは一秒でも早く退室したくなりました。すぐに答えがわかり、また重苦しい雰囲気に耐え切れそうになかった、から。
オッ様は質問に質問を重ねていました。
わたしは悲痛なきもち。
これ以上、質問をして聴きたくもないニュースを知りたくない、等と考えてしまった。
夫は問題を解決しようとしてくれたのだけれど。
傷をえぐっているみたいに感じられました。
ひとつひとつ質問するたびに。
しかし、直面しなくてはならない医師が知る『予測』でもありました。
そんな病院終わりにランチdate。
Korean BBQへ。
誰のせいでもありません。
わたし、いまは呆然と現状を受け止めたかんじ。
オッ様は悔しさと怒りを抱いています。
わたし『How are you?』
オッ様『⋯大丈夫になると思うけど今は何も考えたくない』。
わたし『考えなくていいですよ。今日はもうお家に帰ってSnuggle(ぬくぬく)しましょう』
オッ様『⋯』
わたしの毎日は変わらない。
日ごと、日ごと、を精一杯生きる。
Day by Day。
ケ・セラ・セラ。明日は明日の風が吹く。
信仰が試されるとき。
わたしがいかに揺るがずに。
こころ穏やかにいて、
闘える、か。
内心では闘っている。
こころ、穏やかに。
信仰が試されるとき。
In Jesus name I pray
Amen!