わたしはその時に感じていた症状を訴えました。
彼女は、すぐに研究所に依頼書を書いてくれました。アメリカでは人間ドックをする際に、まずは患者が主治医の元へ行きます。医師が患者に血液検査が必要だと判断したのち、研究所に血液検査の依頼書を書いてもらいます。
わたしはそれを持って翌日には血液検査に行き、翌々日には血液検査の結果を主治医を通して知ることになります。
翌々日の検査結果。
医師『右腹部、胸下に痛みはある?』
わたし『特に痛みはありません』
医師『このあたりよ』指で押される。
わたし『いえ、痛くありませんよ』
医師『肝臓がね、おかしな数値を出してるの。もっと詳細を調べなくてはならないからウルトラサウンドの依頼書も書くわね』
血液検査の結果が異常値をさしていました。
まずはAlkaline Phosphate、略してAP。他、
AST(GOT)、ALT(GPT)と呼ばれるものです。
AP......肝臓をはじめ、腎臓などのからだのさまざまな細胞でつくられる酵素で、肝臓では通常毛細胆管膜に多く存在し、胆汁中にも存在します。
AST...... 細胞内でつくられる酵素で、肝細胞もしくは心臓や腎臓などの臓器に多く存在しています。
体内でのアミノ酸代謝やエネルギー代謝の過程で重要な働きをします。何らかの異常で肝細胞が破壊されることにより、血液中に漏れ出します。
ただし、AST(GOT)は肝臓以外の臓器にも存在するため、値の増減が必ずしも肝臓に関係しているとは限らず、AST(GOT)値のみが高値を示す場合は、肝臓以外の病気である可能性もあります。
肝臓に関する情報を得るには、ALT(GPT)も一緒にチェックする必要があります。
ALT......細胞内でつくられる酵素で、主に肝細胞に存在しています。体内でのアミノ酸代謝やエネルギー代謝の過程で重要な働きをします。何らかの異常で肝細胞が破壊されることにより、はじめて血液中に漏れ出します。その数値が高いということは、それだけ肝臓が障害を受けているという状態を反映しています。
引用元リンク:よくわかる肝機能
↓わたしの血液検査・検査結果はこちら↓
通常であればAPは33~115
ASTは10~30
ALTならば6~29が正常です。わたしの血液検査の結果は大幅に基準値からズレていました。