小県郡長和町 美ヶ原高原
自分を取り巻いてるこの世界は、他人が創った世界の中にいるような気がするけど、気がするだけなんだ。
私達は、画面越しの、傍観者のように、この世界を眺めているわけじゃない。
皆、自分の人生を歩んでいる。
自分が今、ここに存在しなければ、自分の周囲の世界も存在しない。
様々な感情も持たないし、まず持てない。
そんなこと考える身体も、存在しない。
そう考えると、この世に存在するということは、自分が自分の世界を作っているし、それがこの人間界、世界の一部を担っている。
凄くないか。
そしてしあわせ感は、自分の心が生み出すものだから、自分の心の持ち方で、いかようにも幸せな世界が作れる。
私達は、いつも自分の手の中に、すべての材料が揃っている。
だがそのことに、なかなか気がつかない。
どういう世界を目指したいのか、人生に何を視たいのかという、心一つで、各自が自分の人生絵図を描く。
そこに他人の意思は、入らない。
慈愛に満ちた世界にいたければ、慈愛に満ちた世界を、自分が作る。
夜叉の世界にいたいなら、夜叉の世界を、自分が作っている。
そして各自、自分が創った世界の住民になる。
自分の目の前の現実は、他人が創った世界ではなく、本当は、自分自身が創っている。