昨日、仕事の介護施設で、わたしがお風呂場の準備をしてると、スタッフの1人に、Kさんが2週間以上もお風呂を拒否して入ってないの、と。

わたしは退院して、Kさんと初のお風呂になる。


Kさんは今年入所し、最初、問題なくお風呂に入ってたのが、拒否するようになる。このKさんは豪快な笑いの持ち主で、わたしの言うこと、なんでも大笑いしてくれるおばあちゃんだ。




1度わたしもお風呂を断られ、その後なんとかKさんとお風呂をしたとき、なぜお風呂が嫌いなのか聞いてみた。

着替えがめんどくさいのよ、と彼女は言う。

え〜、でも入ったら気持ちいいでしょ?

そうなのよ、すごく気持ちいい。


このことを聞き、わたしはある方法で彼女に問題なくお風呂に入ってもらえるようになった。そんなたいしたことではない。なぜ入ってくれるのかもよく分からない。


まだこの方法で、いけるだろうか。


彼女がいつもより遅く来所すると、介護も手伝ってくれてるドライバーさんがKさんに、これからお風呂だからね、と何度も言ってるのが聞こえる。

おいおい、お風呂ってこっちから言っちゃダメだろ、と、彼に、Kさんにお風呂って伝えないで、と耳元でささやいとく。


Kさんとおしゃべりしながらバイタルを測る。そして、元気よく言う。

めんどくさがりやのKさん、と言うと、はい、なんでしょう?

わたしと思いっきりめんどくさいことを楽しみましょう!

え?お風呂?と彼女はわたしとのやりとりを覚えている。

そしてすぐにお風呂に行くために立ってくれた。いいじゃない。

Kさんと問題なくお風呂場に移動。


彼女がめんどうと言う着替えも、楽しくお話ししながらだと、おそらくさほどめんどうと感じてないのではないだろうか。勝手にそう思ってる。


冷たい床を温めるため、Kさんの花道を作るからね〜と、浴室のドアからイスまで、床にお湯をまくと、わたしに花道〜と、彼女はイスに移動し座ってくれる。


どういう効果でわたしとお風呂をしてくれてるのか分からないが、Kさんとのお風呂は楽しいよ、といつも伝えてる。彼女の豪快な笑いはいつもわたしにとってうれしい響き。


Kさんはほんとはお風呂好き、そう思う。



おまけ: Kさんが出た後、浴槽は垢がいっぱい浮いてたのだ。


Harry Nilsson “Bath” (1968) YouTube 動画