かつてのあなたに届けましょう。

 

 

どこにいても

一人と感じ

 

 

笑っていても

孤独を感じ

 

 

自分を嫌い

他人を信じられず

 

 

心を開きたくても開けない

 

 

でも誰かを

傷つけることも

できなくて

 

 

そんなことをするくらいなら

私が傷つけば良いのだ、と

 

 

自らをたくさん

痛めつけた

 

 

そんな時代を生きたあなたへ

 

 

ここから言葉を贈りましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あなたは自分を責めるけど

いつも懸命にやっているよね?

 

 

誰かの頑張りを

認める優しさもある

 

 

それをもう少し

自分に向けてあげても

良いんだよ

 

 

自分にとても厳しいあなた

そのまま行くと

いつまでも救われないから

 

 

誰も大したことない

普通の人間

 

 

立派な人なんてどこにもいない

 

 

人の上に立つあの人も

結果を出したあの人も

強気に振る舞うあの人も

 

 

なんてことのない

普通の人間だからね。

 

 

みんなみんな

ただ一人の人間なんだよ。

 

 

大人の姿をした子ども

かもしれないし

 

 

しっかりなんてできなくて

頼りないまま

それでも懸命に生きている

みんな未熟な魂

 

 

でもそれで良いんだ。

 

 

あなたが

自分を蔑む必要も

誰かを崇める必要も、ない。

 

 

なぜなら

みんなただ一人の人間だから。

 

 

みんな一生懸命に生きている

 

 

ただただ

それだけのことなんだよ。

 

 

それ以上

自分を傷つける必要はもうないから

 

 

もっとゆるく

もっと優しい世界においで

そこから出ておいで

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の言葉は

今のあなたには

届かないかもしれないけれど

 

 

それでもいい

 

 

5年後、10年後に

届くことがあることを

私は知っているからね。

 

 

なぜなら

私にそうしてくれた

大人がいたから

 

 

「『今』は

聞こえなくても構わない

 

 

それでもずっと言い続けるよ

いつか君に届くと信じて。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの頃私に

懇懇と伝えてくれた

あの人の言葉は

 

 

今の私に

染み入るように

届いています。

 

 

それは暗闇という時空を超えた

永遠の銀河のような変わらない愛

 

 

若かったあの頃は

しっくりこなかったあの人の言葉

 

 

大人が言っている

遠い言葉でしかなかったけれど

 

 

その衛星に届いたとき

ようやくわかった。

誰もが未熟で、愛すべき存在だと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だから私も

あなたを信じて伝えます。

 

 

今は届かなくてもいい。

 

 

でもいつか

優しい世界に出ておいで

元気になって帰っておいで

 

 

未熟なままで良い

 

 

「より良く在りたい」

その気持ちさえあれば

どこだって天国になるのだから。

 

 

私の言葉が、今は届かなくても

ここからずっと贈り続けるよ。