4月1日に開局したレモンさんのビタミンラジオ局
毎週金曜日にお届けする番組は、私がパーソナリティーを務める「 ハピスマ!! ~ささぼんのHappy Smile Lab~ 」
実は理子ちゃんとは学生時代に同じタレント事務所に所属していて、そこから20年以上のお付き合い。
自分らしさを貫いて今もイキイキと輝き続ける理子ちゃん、その秘密は何なのか探るのが今回の目的です
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まずは当時のお互いの印象から。
私は甲高い声でキャピキャピしているタレントさん達の中で、どちらかと言えば「かったるいわぁ~」ってかんじのイメージかつ薄暗いかっこいいバーが似合いそうな低音ボイスを発する理子ちゃんに興味津々
そんな理子ちゃんとオーディションが一緒になる時は、いつも私の中での密かなお楽しみがありました。
浅草育ちの理子ちゃんが、「わたしはーチャーッキチャキのー江戸っ子でーすー」と、チャッキチャキの真逆をいく超スローテンポで自己アピールするのがツボで
愛おしい
理子ちゃんは、昭和を象徴するような派手なスーツを着てる私の印象が強かったみたい。
お恥ずかしい
イギリス→エジプト→ギリシャ→フランス→イタリア 2週間の旅
楽しかった思い出がポップコーンがはじけるようにポンポン飛び出してきました。
エジプトで理子ちゃんがお風呂にお湯をためていて、部屋を洪水状態にした話し(理子ちゃんはその様子を記念撮影・私はハラハラドキドキしていたという・・・立場逆!?)
フランスで観光したいという理子ちゃんに対して物欲まみれの私が本場のシャネルに行きたいと言い張り、無理矢理タクシーに乗せて連れ去った話し
ギリシャの島でレンタルバイクに2人乗り、爽やかな風を感じながら、白と青そして時折可愛いパステルカラーの建物が彩りを添える島をグルリ巡った最高の思い出も
そんな話で盛り上がる中、理子ちゃんから「そう言えば、旅行中にいつも笹田ちゃんに”理子ちゃん頑張って~”って応援されてたよね。なんで!?」と、20年以上越しに質問が。
もー、そういうとこも好き
つまりロンドンの綺麗な石畳は理子ちゃんの敵になる可能性があり・・・コケッコケッしちゃいそうな理子ちゃんに一生懸命エールを送っていたんですよ!
ご存知の通り理子ちゃんはスラーッとした長身(確か167㎝)、それに対して足のサイズが23センチくらいしかないのでコケるしかないというのが理子ちゃんの主張
「歩くの難しいよね~」って。
ちょっとーーー!!(爆)
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そして思い出話しのドサクサに紛れ、「私は一生理子ちゃんと離れることはない」なんて公開プロポーズみないな発言しちゃった
なんかね、私は昔から理子ちゃんに対する自分の思いというのが、他の友達に対してのものとちょっと違うなって感じてたんです。
それは自分でもよく理解できてなかったんですけど。
若い時って、女性が集まったりすると、分裂したり対立たり、あんなこと言ってるこんなことやられたからもう仲良くしないでとか、どっちの味方なの、とか結構頻繁にあったんですよ
今考えると、みんなで仲良くする方法はいくらでもあったんですけどね。
不思議なのは、そんなことが起こる度、私、何の迷いもなく理子ちゃんを選んできたんですよ。
理子ちゃんが絡むと私は内容とか全く関係なくなっちゃうんです。
たとえ仲良かった子と縁が切れたり、仕事で不利になりそうなことがあったとしても。
無償の愛
で、もっと言うと、理子ちゃんと意見が合わなかったりケンカっぽくなったとしても、全然平気。
私も思ったことはそのままストレートに言っちゃってますしね
それを伝えてみたら、「それは私が怒るにはちゃんとした理由があるって笹田ちゃんはわかってるからじゃない?」って理子ちゃんが。
確かにーーー
私にとって理子ちゃんとの関係は、意見を合わせること合わせてもらうこと、共感することしてもらうことが重要なのではなく、理子ちゃんはこういう考えだからこの言動に繋がってるんだねってわかればそれで何の問題もないんです
もちろんハッと気づかされることもありますし、共感することもありますが、理子ちゃんの素直で真っすぐなブレない心がそこにある限り(そしてこの心は絶対理子ちゃんからなくなることはないのもわかってて)、どんな言葉も私にとっては大きな意味で全部プラスに捉えられちゃうんです
で、勝手に、理子ちゃんもそうだよねって思っているので何でも言えちゃう。
どうにも止まらない状態です、私の理子ちゃん愛は
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さて、そんな理子ちゃんは芸能界で今も大活躍
私は大学卒業と同時に就職しちゃったけど、少しだけ芸能界にいたので、あの舞台でずっと活躍し続けるって本当に凄いなってジーンと胸が熱くもなるし心から尊敬しています。
私が勤めていた会社は、とにかく社員のみなさんが優しく温かで親切、上品でチャーミングで気さくな方が多く、今考えても素晴らしい会社。
当時の同期の仲間のほとんどがそんな印象をもっているのではないかと思います。
そんなOL時代は友達や仕事にも恵まれそれなりの充実感はありましたが、みんなと同じ制服を着て個性も何も発揮できなくなったことにホンの少し寂しさを感じていたので、理子ちゃんがテリー伊藤さん企画の番組に初代ミニスカポリスとして出演すると聞いたとき(一緒に車で移動している時に合格の電話が!)は自分のことのように物凄く心が躍ったのを覚えています
いやぁ、ミニスカポリス、衝撃的でしたよねーーー。
当時はコスプレの先駆けということもあり、アメリカンポリスの超ミニスカユニフォームを着ていた理子ちゃんや佐藤珠緒ちゃんが街を歩いているだけでみんなビビッて逃げていったそう
裏では、ローアングルから撮りに来るカメラマンVSチラ見えしないように頑張るミニスカポリスの戦いっていうのもあったんですって
しかも理子ちゃんだけ呼び出されて「お前は身長もあるんだから、ちゃんと白いパンツを履け」って注意を受けたらしい
いや、その理由と要望は全然イコールになってないですよ、ねぇ(爆)
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そんな順調に芸能界を歩んでいた理子ちゃんにも、20代後半になると年齢に対する焦りや不安な気持ちが徐々にでてきたそう。
意外でした
いつも堂々としていたし、美しさはもちろん、とんでもなく沢山の個性と魅力を持っていた子ですからね。
でもね、例えば「あー私いつまでミニスカート履けるんだろう」とかいう不安に対しては、今でも履けちゃってるわけで、そんな制限実際には何もないってことにすぐ気が付くことになるんですよ、理子ちゃんは
ここから理子ちゃん、『自分らしさを開放して』一気に突き抜けていきます
しかも、その制限を目の当たりにする瞬間を恐れて「アウトなのか?オーケーなのか?」って確認する前に逃亡しちゃう人も多いなか、理子ちゃんはあえてその制限を外すための環境に身を置くわけです。
例えばそれがキャットファイトで水着を着ることだったりね
だからね、理子ちゃんは言うんです。
「若い時の方が年齢気にしてたよね」って。
今の自分が好きって
神-----
止めてるものは何?
それはほとんどの場合、自分かもしれませんね
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バイク関係はもちろん、キャットファイターに占い師にプロ雀士に心理相談員、温泉ソムリエに綱引き審判員やら、肩書き多めな理子ちゃんに聞いてみたかったことが
私「今後挑戦してみたいことって何?」
理子ちゃん「今、女優に興味がある」
え!?
これが2つ目の意外な発言
だって理子ちゃん昔から女優ずっとやってるよね
実は理子ちゃん、女優が1番やりたくないお仕事だったんですって!!
えーーーーー
理子ちゃん曰はく、昔は、役柄に個性を出しすぎることを求められていなかったことが多く、個性派理子ちゃんは目立つオーラや個性が溢れているために怒られてしまったり。
低音ボイスが魅力でもある理子ちゃんに、声が気になるからという理由で別の日に映像に合わせて吹き替え収録をしたにもかかわらず、完成作品をみたら他の人の声になってショックを受けたこともあったようです。
女優のお仕事は理子ちゃん自身の魅力を封じ込めることにも繋がっていたんですね。。。
ところが数年前に出会ったある作品で、自分の魅力や個性を活かした役作りのアイディアがポンポン飛び出してくる経験をし、初めて女優って面白いって感じたんだそう。
素敵
目の前に現れるキラキラ輝く華やかな道を真っすぐな眼差しとピュアな気持ちで歩み続けてきた理子ちゃん。
もしかしたら普通の人よりも、楽しさや喜びの感情を多く味わってきたのかも。
一方で、不安や悔しさや悲しみ怒りを覚えることも相当多かったはず。。。
でもその経験がより人間の深みを増すことに繋がって、今はどんな役でも理子ちゃんにしか演じることができない素晴らしいものに変えていく力になっているんじゃないかなって思うんです
無駄な経験なんてない。
どんな出来事も、全て意味があるんですね
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これによって、出会ってから25年ほどずっと持ち続けてきた「理子ちゃんは私と全く違う魅力や思考を持っているから惹かれるんだよね」という私の思い込み=ビリーフが解かれることになります
それは、若い頃に歳をとることを不安に思っていたという話のくだりで理子ちゃんが発した、
「笹田ちゃんはそういう不安なかった?」
というたった1つの短い質問でした。
まず、とっさに出てきた言葉に自分でも驚きました。
「すごく(芸能界)楽しかったのに、大学卒業後すぐに就職の道を選んだのは、もしかしたら”タレントは年齢制限がある”って思ってたからなのかも」。
そんなこと考えたことも口にしたこともなかったのにー
でも、そっか。
なんか納得。
しっくりくる。
私、逃げちゃったのかもな。。。
さらにフリーアナウンサーへ転職したての頃に、声のトーンをどうしていいか悩んだ話へ。
いろんな人を参考にしてマネして何だかとっても窮屈だった。
ギュゥーっと身体も心も締め付けられて、見る
景色も色褪せてボヤーとしてて、なんか変な表現ですが、圧縮袋に詰められた羽毛布団みたいになったかんじ
そして、それは20代後半のある決断でスッキリ解消。
「もう誰かのマネをするのやーめた!って思ったら、クリアになって、ビックリするくらい仕事の数や幅が広がったんだよね!」
その瞬間、理子ちゃんと私はハッとして目を合わせました。
あーーーー、私たち同じだったんだ!
モヤモヤから突き抜けられたキッカケは「自分を解放したこと」なんだね!!
お互い全く違うと思っていた2人は、同じ時期に無意識レベルで同じ価値観を見出していたんです。
それに気が付いた瞬間、驚きとともに嬉しさが体の内側から溢れ出してきて
理子ちゃん愛がもっともっと深いものになりました
今この瞬間の自分を大切にしてあげること。
それが人生が開かれる1番のギフトなのかもしれませんね
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次週は、超個性派の理子ちゃんワールドへご案内
お楽しみに