アメリカのミルク事情 | Honeysuckle サンディエゴ便り

Honeysuckle サンディエゴ便り

ブログの説明を入力します。

イメージ 1

イメージ 2

前回の記事でアメリカのミルクは日本と違ってびっくり!と言う話をしました。

↑こちらは私が使っているミルクのメーカーの商品ですが、日本のような粉ミルクの他に、調乳済みのもの、濃縮された液状のミルクを水で薄めて使うものなどいろいろなタイプがあるんです。

出産入院中にミルクを頼んだらナースが持って来てくれたのが下の画像の瓶入り調乳済みミルク!
これを温めもせず常温のまま、キャップを外して乳首をつけてそのまま赤ちゃんに飲ませるのです。
母乳が足りなくて飢えに飢えていた三女は新生児とは思えないほどの勢いでゴクゴクと飲んでくれましたが、日本の育児しか知らない私には、「ええ~っ?こんなのあげていいの??」と本当に驚きでした。

うちは退院後は日本式に温かいミルクをずっと飲ませているので、三女はもう常温のミルクは嫌がって飲まなくなってしまいましたが、アメリカの赤ちゃんはお出かけの時など、この瓶入りのミルクのキャップをぱかっと外して乳首を付けるだけでそのまま飲めるので、とても手軽で便利です。

また、この調乳済みミルクには大きい缶に入ったものもあり、家庭では毎回飲ませる量だけ哺乳瓶に入れて使えます。

まるでパック入りの牛乳をあげているようなお手軽さで、それに慣れているアメリカ人ママから見たら、お出かけの時にも大荷物で哺乳瓶や水筒に入れたお湯を持ち歩いたりするなんて、とても考えられないことでしょうね。

でも、粉ミルクもたくさん売られているところを見ると、日本のような粉ミルク派の人も多いのだと思います。

その場合ミルクをお湯で作るのか、水で作るのかは不明ですが・・・。(説明書きには医師の指示に従うように、と書いてあります。今度の乳児検診の時ためしに聞いてみようかしら。)

そして、粉ミルクは粉ミルクでとても種類が多くてまたびっくりです。

うちはスタンダードなタイプを使っていますが、他にアレルギー用はもちろん、ざっと数えてもひとつのメーカーで7~8種類はあるのではないでしょうか。

例えば、乳児検診で「ミルクをよく吐く」と相談すれば、「ミルクをよく吐く赤ちゃん用」のミルクを勧められますし、生まれたばかりの時、「よくぐずってなかなか寝ない」と相談したらなんと「機嫌が悪くてぐずる子用」のミルクまで存在するのです。ちなみに前者はライススターチ入りで少しだけとろみがあり、さらさらのミルクよりお腹への収まりがよい、後者は消化がよくてお腹にガスが溜まりにくい(ガスが溜まると機嫌が悪くなるそう)、とそれぞれ根拠はあるらしいのですが・・。

それぞれサンプルをもらったのでしばらく使ってみましたが、効果のほうはあるのかないのかよくわからないまま、結局元のスタンダードタイプを使っています。
(特殊なタイプはよく売り切れていたりするので、その味に慣れてしまってそれしか受け付けなくなると探して歩くのが大変そうだと思ったので・・。)

最後に、ミルクの作り方ですが、日本では確か少しお湯を入れてから粉を入れ、作りたい量になるまでお湯を足していくやり方だったと思いますが、こちらのミルクの缶に書いてあるやり方では、まず作りたい量の水(お湯)を入れ、そこに粉を入れます。

なので、出来上がりの量が少し多くなってしまう(例えば180CCのつもりが200CCぐらいになってしまいます。)のが気になるのですが、缶にもそのことが書いてあるので、粉の量はちゃんと考えて調節されているのか、それとも細かいことは気にしないのか??

初めの頃は毎回「これでいいのかな~??」とすっきりしない気持ちでしたが、三女も元気にすくすく育っていることですし、これでいいのかな・・と。

第一、粉の量だって、こっちのミルク缶には日本のようなすりきり用の出っ張った部分なんてないので、計量もかなりアバウトなんですから・・。